ハプニング!月組「フリューゲル」新人公演感想

ハプニング!月組「フリューゲル」新人公演感想 月組

月組『フリューゲル‐君がくれた翼‐』新人公演観劇しました。

開演5分前になると上級生が学年順に一列にならんで会場入り。
月城さんと鳳月さんは並んでご観劇でした。

上級生が見守る中、ハプニングがありながらもプラスのエネルギーに変えてやりきった新公メンバーたち。

さすが『芝居の月組』といえるレベルの高い新人公演だったと思います。

主要キャスト感想・瑠皇りあ、花妃舞音、彩路ゆりか、雅耀

主人公のヨナスを演じたのはラストチャンスをつかんだ103期の瑠皇りあさん

芝居力 歌唱力ともに安定していて存分に実力を見せつけました。超絶美形なのに浮いたところが無く『陰の色気』を纏っているのは月城さんと同じ。心に傷を抱えた男がよく似合います。

主演挨拶で鳴り止まない拍手に、みんなが瑠皇さんの主演を待ち望んでいたんだなと胸が熱くなりました。(母校の応援団が来ていましたね)

これが2回目のヒロインとなる花妃舞音さん(106期)

浮世離れした声と雰囲気が世界のスーパースター(というよりアイドル)が見事ハマっていました。歌が安定すると尚良しですが、ライブシーンも様になってましたし、あの『トンチキ衣装』を着ても可愛いかったです。ハーフパンツからのびた脚がキレイでした。

【小声】正直、瑠皇さんと花妃さんの相性がしっくりくるかといわれると…。
ですが持ち味が違うからこそ、主人公とヒロインが対立する『フリューゲル』では活かされたように思います。

2番手役のヘルムートは103期の彩路ゆりかさん

物語の最後に感情の山場がくるよう計算された芝居運びは流石でした。スタイルがよく小顔でスッキリとしたクールビューティー。華奢な体のどこからあんな迫力のある声がでるのか。凄味を効かせた演技で長の期として舞台を引っ張っていて頼もしかった。

3番手役のルイスは大注目の雅耀さん(108期)

なんという度胸の良さ、なんという華やかさ。張りのある声はよく通るし、衣装の着こなしも◎。立っているだけで周囲がパッと明るくなるスターオーラは天性のもの?集中力の維持や歌はこれからといったところですが、将来が楽しみ過ぎる逸材です。

その他キャストとハプニング

部長のゾフィア(本役 梨花)を演じたきよら羽龍さんは低めの発声で大健闘。

きよらさんの登場シーンでハプニングがありました。

瑠皇さんと爽悠季さんがセリフを言い終わっているのにきよらさんが出てこない!

場をつなごうと妙なアドリブが始まり、舞台も客席も変な空気に。

ついにしびれを切らした爽さんが「なんで部長は出てこないんだ~」と袖に向かって大声を張り上げ客席大爆笑。

瑠皇もイケボで「誰か呼びに行ってこいよ!」

部下の七城さんたちがダッシュしようとした瞬間、きよらさん登場!

しかしホッとしたのも束の間、きよらさんが話し始めるとマイクが入っていない!(というよりマイクが着いていない?)

そのシーンの最後まで地声で芝居をやりきったきよらさんに大きな拍手が起こりました。

このハプニングでみんなの固さが取れ、そのあとは芝居の月組本領発揮!

一輝翔琉さん(107期)は正義とは何かを葛藤する青年がハマっていました。特徴のある顔立ちと独特の雰囲気があるのでバイトしてても目立ちますね。

個人的に気になったのはルドルフを演じた天つ風朱李さん(107期)。可愛い顔と異次元のスタイルのギャップはもちろん、セリフのない時でも小芝居していて目が釘付け。

神父役の真弘蓮さんと弁護士役の槇照斗さんは流石の貫禄。
ヨナスの母を演じた白河りりさんは『さち花劇場』ならぬ『りり劇場』。上手かったです。

一乃凛さんは「コードネームは ちのちのいちの」で笑わせ、羽音みかさんは本役(天紫)と同様、ラストのフリューゲルダンスで魅せました。

新人公演・変更点

新人公演仕様のセリフに客席は大ウケ。

ナディアが歌う曲にヨナスがいちいちいちゃもんをつけるやり取りがあるのですが、最後のオチはなんと宝塚運動会。

『この唇奪ってよ』←「はしたない」
『生まれた姿のままで』←「なんと破廉恥な」
『シークレットゾーン』←「行きたくもない」
『大人の運動会』←「10年に1度!」

本公演ではショーの『万華鏡百景色』を宣伝するシーン。新人公演では…

花妃「今度日本に行くのよ」
瑠皇「僕は日本語が出来るんだ。(チラシを見ながら)どれどれ、タカラヅカカゲキ、アタラシイヒト?
花妃しんじん(新人)公演よ


新人公演がそのまんまオチに。笑

でも笑いを取りにいく感じではなく、あえて『台本通りです』を全面に出していて、それがかえって面白かったです。

本編が終わった緞帳の映像も新人公演仕様に変更。瑠皇さんと花妃さんのちょっとしたコミカルなやりとりに、上級生と客席から笑いと拍手が起こりました。

今回の新人公演は配役発表の段階でクオリティの高さが想像できましたが、期待の上をいく完成度。

新人公演でも『芝居の月組』を堪能できました。

あとはコメディ部分がこなれてくるといいですね。

東京公演の新人公演も明日からの本公演での活躍も楽しみにしています。

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