原田諒氏 宝塚歌劇団を提訴・手記を読んで

原田諒氏 宝塚歌劇団を提訴・手記を読んで 宝塚歌劇のいろいろ

原田諒氏が宝塚歌劇団を提訴しました。

原田諒氏・宝塚歌劇団を提訴

思い返せば昨年末、宝塚歌劇団の演出家・原田諒氏の演出助手へのセクハラ、パワハラ、タカラジェンヌへの暴言などが明るみにでて大スキャンダルとなりました。

あのときは本当に驚きましたね。

劇団が異例のスピードで公式にコメントを出し事態の収拾を図ったわけですが、

原田諒氏が劇団を控訴するという事態に発展し、泥沼化。

原田諒氏の手記を読んで

文藝春秋には原田氏の手記が長文で掲載されています。

その手記を読んでまず最初に思ったことは、演出家の文章力ってスゴイ!でした。

冒頭でクライマックスシーンを見せておいて、過去を振り返る手法は脚本のよう。

もう少しセリフを書き加えれば、そのままストレートプレイで上演できそうなほどの代物です。

そんな文章から伝わってきたのは『不当解雇のいきさつ』と『宝塚愛』そして『生々しさ』。

不当解雇のいきさつ

原田氏は昨年の4月に某OGジェンヌから演出助手希望のAさんを紹介されたのだといか。

どうしてこの問題にOGジェンヌが絡んできたのか疑問でしたが、そういうことだったんですね。

原田氏のアドバイスが効いたのかは分かりませんが、めでたくAさんは演出助手に採用され、以後、ふたりの交流が始まります。

原田氏を『尊敬する師』と慕うAさん、助言を惜しまない原田氏。

時間を共有していくうちに仕事だけでなく雑談をする仲になったといいます。

しかし原田氏は、A氏が入団してわずか2か月ほどで『根耳に水』の知らせを聞かされることになります。

『A氏の退職意向』

しかもその原因は自分だと。


そのあと劇団から執拗に自主退職をうながされ、やむを得ず手続きに及んでしまった。

彼の手記の内容をそのまま受け取るなら、

『パワハラ、セクハラの演出家』というレッテルを貼られ、外部の仕事にも影響がでている現状、

『不当解雇』に対して提訴するというのは当然のことでしょう。

この惨状に思う

けっきょくのところ事実がどうであるかなんて分かりませんし、明らかにされたとしても『めでたし、めでたし』にはなりません。

96期のいじめ裁判をはじめ、宝塚には『清く、正しく、美しく』ないところがあるのは重々承知です。

だからといってこの惨状はなに??

劇団の古い体質、生々しいやり取り、OGとのつながり、さらには演出家交代のいきさつまで明らかになり、

夢を売る宝塚歌劇団にとって一番あってはならない結果になってしまった。

週刊誌に載ることを回避するための浅はかな対応が、事態を悪化させた。

劇団(理事長)の対応が初動からしてマズかったと言わざるを得ません。

まして解雇処分にしかるべき段階を踏まなかったなんて、企業として言語道断。

これから泥沼の裁判がはじまるのか、和解するのかわかりませんが、だれにとっても傷の深い事件となってしまいました。

そしてこの件で思わぬとばっちりを受けていたのが小柳先生と花組さんだということが発覚。

花組への影響

夏に行われる花組公演は原田氏が担当する予定だったそう。

しかし年末の処分により担当は白紙に戻された。

演目の発表がおくれていたことも、小柳先生の2作連続登板にも不自然さを感じていましたが、

まさか本当にこの件が関係していたなんて驚きました。

小柳先生も大変ですね。

年末に衝撃がはしった原田氏セクハラパワハラ事件は、本人の退職で収束したように思いましたが、ここにきて提訴というかたちで泥沼化。

ついさきほど劇団からコメント発表がありました。

「現在、係争中のため、コメントは差し控えさせていただきますが、今後の訴訟手続きの中で適切に対処してまいります。」

こういうことが起きるたびに思いますが、生徒や他のスタッフが巻き込まれることのないよう、そして、

働くひとが安心して業務にうちこめる環境であってほしいと願います。

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