宙組次期トップコンビの発表を受け、トップ娘役に決定した春乃さくらさんに注目が集まっています。
以下、このたびの娘役人事についてデリケートな内容含みますので読み進めご留意ください。
春乃さくら・異例の人事に思う
春乃さくらの認知度
春乃さんの就任をよろこぶ声も多いけれど、「春乃さくらって誰?」と彼女の存在を調べている人も多いように思います。
それもそのはず。
研7でつかんだ『NEVER SAY GOODBYE』新公ヒロインでしたが、宝塚では公演できず。
桜木さん主演『カルトワイン』で初東上ヒロインを果たすも配信中止。
春乃さんは注目され始めた矢先にコロナの煽りを一身に受けてしまったのです。
天彩峰里の存在
一方、絶大な知名度で娘役2番手ポジションに君臨している天彩さん。
天彩さんはヒロイン経験も豊富ですし、芹香さんとは東上公演で組んだこともあり、
他組から有力な娘役が『カジノ・ロワイヤル』に間に合わないと確信した時点で、次期トップは彼女で決まりだと思った人も多いのではないでしょうか。(わたしもその一人です)
しかし結果は『潤花→春乃』という異例のトップ娘役同期引き継ぎたったわけですが…
異例の人事とは
やっぱり週刊誌が原因?
そうとも、そうでないとも言い切れません。
しかし少なくとも劇団は春乃さんを(トップ候補または2番手に)上げる方向でこの数ヶ月話を進めていたのは確かです。
・芹香さんのDSメンバーに入ったこと
・『カジノ・ロワイヤル』でボンドガールに選ばれていること
そもそもトップコンビを組むには芹香さんと春乃さんはあまりにも共演(絡み)がなさすぎます。
そのため芹香さんのDSに春乃さんが出演。
勘のいいファンの間では「もしかして相性確認?」と話題になっていました。
(余談・DSトークで感じたことは、天然で突っ走る春乃さんを芹香さんが芸人並みのトーク力で笑いに変えていましたが、どうもチグハグ。まぁ、噛み合っていない様子が面白いのですが…)
配役の答え合わせ
そして『カジノ・ロワイヤル』の配役発表され、天彩さんの役が小池先生のオリジナル?ということで、重要度がまったく読めませんでした。
一方、春乃さんは原作でも重要な役どころです。
つまりDSやボンドの配役発表前の時点で、春乃さんを上げるための下準備が整っていたわけです。
しかし上げるならもっと前から分かりやすく上げるのが劇団です。
まして8年も待った芹香さんの相手選びとなればなおさら。
娘役人事は水物
ということで最有力候補は天彩さんだったと見るのが自然でしょう。
(版権上、数年前から決まっていたであろう)お披露目大作『エクスカリバー』も、経験豊富な芹香さんと天彩さんに合わせた演目だと思えてならないのです。(個人的主観です)
しかし男役トップありきの宝塚において娘役の人事は水物。
芹香さんとの相性(もしかしたら希望)や、『エクスカリバー』を歌いこなせる実力を総合的に判断した結果、
春乃さんに白羽の矢が立ち、(組内)トップ娘役同期ひきつぎという異例の人事が決定したのかなと思います。
結果的に110周年を迎えるトップコンビのうちどちらかが生え抜きになり、めでたし?
花組・柚香光、星風まどか
月組・月城かなと、海乃美月
雪組・彩風咲奈、夢白あや
星組・礼真琴、舞空瞳
宙組・芹香斗亜、春乃さくら
おもしろいのは、ベテラン感ただよう芹香さんと春乃さんですが、コンビとしては超フレッシュだということ。
お二人がどんなステキなコンビになるのか楽しみです。