本日は星組の集合日。
ということで退団者の発表がありましたが、それ以外にも星組ファンが言葉を失う発表がありましたね。
蒼舞咲歩・2026年4月12日付で退団
ひろ香祐・2026年4月13日付で専科へ異動
どうなる星組!上級生の相次ぐ異動&退団
蒼舞咲歩の退団
まず、99期・蒼舞咲歩さんのご卒業。
「さきっぽ」の愛称で親しまれた彼女は、星組に欠かせない稀有なエンターテイナーであり、深く温かい役者さんでした。
特に、『ME AND MY GIRL』のおじいちゃん役の温かさと愛らしさは、まさにさきっぽさんにしかできない芸の領域。
先日観劇した『ダンサセレナータ』でも、シリアスな役どころで新境地を拓き、上級生としての更なる輝きを心から楽しみにしていた矢先の発表だったため、あの大役は餞別だったのかと何とも言えない寂しさが押し寄せてきます。
姉妹揃っての活躍を願うファンとしては残念でなりませんが、いちばん寂しく思っているのは、妹である宙組の亜音有星さん(103期)かもしれませんね。
ひろ香祐が専科へ
そしてビックリしたのは、ひろ香祐さんの専科異動ですよ。
その確かな芝居力、ダンス、歌唱力から専科というスペシャリスト集団に相応しい「器」の持ち主であることは誰もが認めるところ。
しかし、星組にとってひろ香さんは、組長である美稀千種さんのように、組を根底から支える「守護神」であり、
礼真琴さんや瀬央ゆりあさんが抜けたいま、柚希礼音さん時代から脈々と受け継がれる『星組パッション』を次世代へと伝えていく「生き字引的存在」でもあるのです。
もちろん、ひろ香さんの活躍が全組に広がるのは素晴らしいことですが、
瀬央ゆりあさんの専科異動をはじめ、礼真琴さんのご卒業、小桜ほのかさんの専科異動&極美慎さんの花組への組替え、そして上級生の退団ラッシュと合わせ、否が応でも「星組カラー」が変化する予感。
月組出身のトップコンビに、宙組出身の2番手…
ただでさえ星組は真ん中が他組色が強いので、これからどんなカラーに変化していくのか未知です。
とはいえ、人が動くことによって、組に新たな魅力が生まれるのも事実。
なにも心配はしていませんが、新生星組の体制が整うにはもう少し時間がかかりそうなのは確かですね。
この激動の時期を乗り越え、暁千星さん率いる星組がどんな新しい世界観を見せてくれるのか、ワクワクしながら見守りたいと思います。
そして蒼舞さんの退団は寂しいですが、その決断を受け入れ、最後の輝きを見納めるとともに、ひろ香さんの専科での新たな挑戦を心から応援するのみです。