月組ファンって凄い!月組千秋楽観劇感想「ゴールデンリバティ/PHOENIX RISING」

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本日は月組大劇場公演「ゴールデンリバティ/PHOENIX RISING」千秋楽。

幸運なことにズカ友さんにお声がけいただき、劇場で見届けることができました。

せっかくならと本日で販売終了となる『たこ焼き』を食べるために朝から劇場に向かいましたが、それはそれは凄い行列で、スタッフさんが4人がかりで焼きまくっても追いつかなない。

たこ焼きってこんなに愛されていたんですね。

大劇場のたこ焼きが無くなるのはちょぴり寂しいけれど、これからは(どこかで)たこ焼きを見るたびに「たこ焼きと退団同期になれて嬉しいです」と言った春海ゆうさんのことを思い出して笑顔になると思います。

月組「ゴールデンリバティ/PHOENIX RISING」千秋楽

夢奈瑠音のステキなエピ

おそらく配信で映っていなかったと思うので、夢奈瑠音さんのステキなエピソードを。

春海さんへのお花渡しは鳳月さん(組から)と夢奈さん(同期から)だったわけですが、

夢奈さんは、先にお花を渡された鳳月さんが春海さんとゆっくりお話しできるように、わざわざ舞台の後ろの方まで歩いて時間稼ぎをしてから春海さんの元へ移動されたんですよ。

なんてステキな心遣い!
それでいて帰るときは小走りでサッと自分の位置にもどる夢奈さんに心を鷲掴みにされました。

頼もしすぎる新生月組

それにしても良い千秋楽でしたね。

どの瞬間もみんながすごい熱量をもって迷いなく突き進んでいて、その真ん中に立つ鳳月さんが立派で立派で。

そうなんです。失敗を恐れずチャレンジする土台をつくり、向かうべき方向を示し組子たちに安心感を与える鳳月杏さんの頼もしさよ!

トップスターの器とはこういうことかと。

トップ5年目ですと言っても誰も疑わないでしょう。そんな雰囲気をお披露目からつくれるのですからさすがです。

天紫珠李さんのダイナミックなダンスも、オダチンカーンという当たり役を得た風間柚乃さんの弾けっぷりも目を見張るものがありましたし、なんといっても礼華はるさんの成長っぷりが凄いのなんのって。ファンが激増しているのも納得のカッコよさ。

そこに実力派の彩海せらさんまで揃っているんですから、月組の層の厚さが半端ない。
いずれ月組を巻き込んだ組替え第2弾があるかもしれませんが、少しでも長くこの並びを見ていたいな。

正直、初日があいて間もないころは脚本の粗が目立ってしまった『ゴールデンリバティ』ですが、さすがは月組。

演者たちの芝居力でねじ伏せましたね。

初日から積み上げてきたものがみごと完成にたどり着き、すべてが調和した素晴らしい千秋楽だったと思います。

月組ファンの統制力

で、いちばん関心したのが月組ファンの統制力。

ショーで使うポンポンは少し揺らすだけでもカシャカシャと音がするので、みなさん取り出しやすいようにちゃんと幕間に準備完了しているんですよね。

そしていざ『その時』がきたら音もなく客席中にブワーッと広がるポンポンの波。

もう~ビックリするやら感動するやら。

しかもそれで終わりではなく、当然、使い終わったあとの片付けも音もなく秒で完了していて、ほんと月組ファンって何者?

ファンは贔屓を映す鏡といいますが、月組ファンのお行儀の良さと行き届いた配慮に感嘆しました。

さて明日から月組さんはしばらくお休みに入りますね。

集合日まで心身ともにゆっくり休んで東京でも素晴らしい舞台を見せてもらいたいと思います。

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