怒涛の星組ニュースの発表があってから丸一日が経ちましたが、相変わらず凹んでいます↓
極美慎・2回目のバウに思う
東上をさせるつもりはない
トップ娘役空位に関しては誰も得をすることがないので避けてほしかったというのが本音ですが、発表自体に驚きはありませんでした。
がしかし、まだ飲み込めないのは極美慎さんの東上おあずけです。
同期の聖乃あすかさんと風間柚乃さんにつづき、1期下の縣千さんの東上が決まった段階で、次は極美さんの東上が発表されるとばかり。
それがまさかの2回目バウとは!!
「東上の予定だけど関東でちょうどいいキャパの会場が空いていなかったから引き続き探している」とか、
「東京会場は後日追記されるのでは?」という意見を目にしましたが、個人的にはそれはないなと。
と言うのも、たしかに風間さん東上の西会場はバウでしたが、青年館の記載も公演発表と同時にありました。
聖乃あすか『リーフィー』
ドラマシティ
日本青年館ホール
風間柚乃『BLUFF』
バウホール
東京芸術劇場プレイハウス
なので極美さんの場合も東上だったなら最初から東会場も記載されていたハズです。
しかも公演解説にハッキリと「演出家・平松結有の宝塚バウホールデビュー作となります」と書かれているんですよね。
つまり劇団は、はなっから極美さんに東上をさせるつもりはなく、2回目のバウを若手作家のデビューの場に当てたということです。
ステイの意味
すでに研11となった極美さんをあえてこのタイミングでステイさせる理由はなんでしょう。
考えられるのは2つ。
トップオブトップの花道である大規模コンサート(武道館)が決まり、次作で退団かと思われている礼真琴さんですが、みんなの予想に反して10作やるの?
だとすると世代交代までまだ2年近くありますから極美さんの東上を急ぐ必要はありません。
だけど極美さんをステイさせるということは、その下にいる天飛さんや、すでに新公主演済の稀惺さん&大希さんら路線候補たちの出世にもストップがかかるということ。
ただでさえ路線がつまっている星組で、あと2年も人事を硬直させておくのは無理がありますよね。
5組全体を見渡しても、そのままにしておくにはそろそろ限界がきているように思う路線スターのバランス。
路線がギッチギチに詰まっている月星宙に対して花&雪は3番手以下がスカスカですから。
来年には万博アンバサダーのしばりも解けますし、そのころには宙組も通常運転に戻っているでしょうから、いよいよシャッフルのタイミング到来か!
2番手に昇格した聖乃さんや風間さんよりも自由度の高い極美さんこそ、次なる組替えの中心的人物になるのでは?
つまり今回あえて東上させなかった理由はそこにあるのかなと。
誰とのバランスをとって『おあずけ』なのかは今後の様子を見ないとなんとも言えませんが、極美さんにとって良い方向に進んでいると信じたい。
そうでも思わないとやりきれませんね。
そして人事のことはさておき、いちファンとしては何より『にぎたつの海に月出づ』が良い作品であることを心から願っています。