極美慎&天飛華音・星組W3番手羽根の余波について

極美慎さんと天飛華音さんのW3番手羽根に衝撃を受けた星組初日から3日が経ちましたが、

その動揺は星組だけでなく他組にまで広がりをみせています。

あらためて極美慎&天飛華音W3番手羽根に思う

そりゃあそうですよね、近年の3番手羽根は、単独だと和希そらさん瑠風輝さんの例がありますが、二人同時となると、その後荒れに荒れた水美舞斗さん&永久輝せあさんの『ダブル3番手事件』以来ですから。

しかもこの時は水美>永久輝で学年とスターの序列は保ったままでしたが、星組の場合、現段階(『エスペラント』)でこそ極美>天飛を保ってはるものの、天飛さんの東上決定により逆転現象が起こることは事実。

【余談】羽根は同じ大きさだけど一人降り(極美)と二人降り(天飛)で差がつけられているのがせめてもの配慮と言われればそうでしょうけど、かつて、瀬央さん暁さんのダブル3番手羽根だか2.5番手羽根だかもそうでしたが、路線二人が同じ大きさの羽根を背負うとなるとファンの心は穏やかではいられません。

せっかくの羽根なんですから一点の曇もなく晴れやかは気持ちで喜んだりお祝いしたいのが本音です。

そしてこのダブル3番手羽根に心中穏やかではないのは他の組も同じ。

月組・礼華はる&彩海せらに思う

彩海せら東上は時間の問題?

たとえば95期の柚香光&礼真琴のように、おなじ学年の路線二人を同時に上げる戦法をよくとる宝塚歌劇において、おそらく天飛&彩海ら102期も例に漏れず同時上げされるでしょう。

となると今回天飛さんの東上が決まったことから、彩海さんの東上も時間の問題。

そこで多くの人が「1期上の礼華はるさんはどうなるの?」と気を揉んでいることでしょう。

個人的にも、バウ初主演作『月の燈影(2023年)』では、本来ならダブル主演のところを礼華さん単独でやるなど、あえて明確に差をつけていましたし、

『フェニックス・ライジング』でも礼華さんの出番はこれでもかと多く、少なくとも鳳月杏体制では礼華>彩海の序列が続くものと思っていました。

がしかし、彩海さんが『ガイズ&ドールズ』のアデレイド役を取ったことでその序列は揺らぎ、さらに天飛さんの東上決定により礼華<彩海の未来が見え隠れ。

じゃあ礼華さんがこのまま脇に回るのかというとそうではなく、

極美さんのように組替えで他組に新天地を!に期待したいところ。

とはいえ、先の組替えを見るかぎり ”路線の同期をぶつけること”に劇団がためらいが無いのが怖いところ。
【余談】縣千さんがいる雪組とか鷹翔千空さんがいる宙組とかヤメテ~。

本来ならおめでたいハズなのに

本来ならおめでたいハズの極美さん&天飛さんの3番手羽根。

それが他組にまで不安材料を与えることになるなんてね。

しかもそれがこれまで組替えの影響を受けず安泰だった月組というのがなんとも切ない。

ときに宝塚の人事は残酷ではありますが、宝塚ファンとしてそこは見守るしかありません。

万博アンバサの縛りもなくなったようですし、いよいよ宙組も路線づまり(鷹翔&風色&亜音)解消に向けて動きだすのかな。

ということで、これから起こるであろう”続・組替え”に備え、気持ちを強く持ちたいと思った次第です。

そして礼真琴退団公演の観劇日が迫っておりますので、一旦人事のことは置いておいて、星組の皆さんが全身全霊をかけて作り上げた舞台を思いっきり楽しみたいと思います。

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