次回宙組大劇場公演『Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-』
出演者と公演日程の詳細が発表になりましたね。
宙組公演詳細について
マチネが12時30分公演に
宝塚大劇場公演は6/20(木)~6/30(日)の11日間で15公演。
注目したいのは公演時間です。
1回公演は13時から、2回公演のソワレは15時30からということで従来と変更はありませんが、
なんと2回公演のマチネが12時30分公演に!!
この公演はショーのみ(公演時間約75分)の開催ということもあり、大休憩(マチネとソワレの間)の時間の兼ね合いもあるでしょうし、
公演開始時間が11時→12時30分におくらせると生徒たちの楽屋の入り時間が遅くてすみます。
生徒やスタッフの労働時間を減らす意味も含めてマチネの時間をずらしたのですね。
しかし観劇する側としては気をつけておかないと間違いそう。
宙組公演出演者に思う
組長の松風輝さんをはじめ、トップスターの芹香斗亜さん、2番手の桜木みなとさんを筆頭に、
瑠風輝さんや鷹翔千空さんら次世代スターが名を連ね、
研2になったばかりの109期8名を含む総勢62名。
専科からの登板はなく、組子のみでの上演に踏み切ったようです。
う~ん、ショーのみの開催といえど、稽古場では長い時間をともに過ごすでしょうから、
専科から誰かを入れて少しでも風通しを良くしたほうがいいのでは!と思うのは素人目線でしょうか。
まぁ、その大役を任される専科生には大変な負担になりますし、
とにかく今は組内で体制を立て直そうという意図があるのかもしれません。
そして出演者の発表がされるやいなや、
『パワハラ上級生舞台に出るな派』と『待ってました派』に分かれ、それはそれは辛辣な意見がズラリ。
わたし自身、宙組公演の上演が決まったからには見届けようとは決めてはいますが、
正直なところ、劇団のあまりにケジメのない対応に疑問がないわけではありません。
ご遺族とは合意書締結というカタチで一区切りついたものの、その後、パワハラを行ったとされる上級生が謝罪文を出したのかも分からない。
あれだけパワハラは無いと言い張りながら、一転して認めた経緯についても説明はナシ。
けっきょく第三者委員会の立ち上げも、組ごとのルール統一も、労働環境をどう改善していくのかもあやふやなままで、
だれも責任を取らず、なし崩し状態。
なのに公演再開には積極的で、
「現体制のままやります!」「演目決まりました」「出演者決まりました」「ご支援おねがいします」には呆れるばかり…
だけど62名の出演者が発表されたということは、何があっても舞台に立ちたいと思っている人がいるってことですよね。
宙組の公演が再開された時に客席がどんな雰囲気になるのか想像もつきませんが、
客席のどんな反応をも受けいれるという覚悟で出演を決めたのでしょう。
とはいえ全員の名前があったからといって、集合日付けでの退団が発表されるかもしれませんので、
まだ本当に全員が舞台に立つとは限らない。
そんな心配が頭をよぎりつつ、静かに集合日を待ちたいと思います。