宙組トップコンビ・真風涼帆、潤花について

makaze-jun 宙組

宙組全国ツアー「バロンの末裔/アクアヴィーテ」ライブ配信視聴感想です。

トップコンビ結成後、こんなに短期間で心が通じ合った舞台を見せられる真風さんと潤花さんに驚きました。

真風涼帆・潤花について

バロンの末裔

「バロンの末裔」は真風さん演じる兄ローレンス&弟エドワード(2役)も、潤花さん演じるキャサリンも、相当むずかしい役ですね。

自分の幸せは自分でつかむというキャラクターだと分かりやすいのですが、エドワードもキャサリンもそれとは真逆。

つねに自分以外の誰かや何かに縛られて生きている。

だからといって奥ゆかしくなりすぎると内に秘めた感情が伝わってこないし、本心を露わにした分かりやすい演技をされると興ざめになってしまうし、、、

お二人ともこのあたりの心理表現が見事でグイグイ引き込まれました。

そしてついに互いの気持ちをぶつけあう重要なシーン。

このシーンのもっていき方、感情が高ぶる芝居の構築が素晴らしかった。

真風さんのお芝居と呼応するように潤花さんが舞台に大きく存在していて、こんなに短期間で醸しだす雰囲気が似るものかと。

キャサリンがエドワードに心を残しつつローレンスと生きることを決意するラスト。

ここはキャサリンの表情ひとつで未練に見えたり投げやりに見えたりしてしまうのですが、潤花さんの表情からはキャサリンの覚悟が伝わってきてグッときました。

真風さんの手キスに悶絶。(カッコ良すぎ~)

現代に生きる私からすると「二人でどこか遠くへ行っちゃいなよ。」と思わずにはいられない。

しかし、緻密に組み立てられたお二人の芝居に嘘はなく、キャサリンとエドワードの決断に納得させられてしまいました。

真風さんと潤花さんがどっしりと真ん中で存在しているので、桜木さんら組子たちの緩急ついたお芝居が良いスパイスとなって作品がより魅力的に。

価値観うんぬんよりも、ただただ悲しくも美しい物語の世界を堪能しました。

視聴し終わってしばらく経った今でも登場人物たちのその後を想像してしまいます。(重症ですね)

こういう余韻の残る作品、大好物!!

(余談)
ライブ配信も素晴らしかったけれど、この公演は劇場の生の雰囲気を味わいたかったな。(チケット惨敗、未練タラタラ)

アクアヴィーテ

ショー「アクアヴィーテ」は周期的に再演してほしいくらい好きです。(グラス3個ストック済)

真風さんのカッコよさを最高に引き出した傑作ショーで、すでに本公演で完成されている作品。

ゆえに途中参加の潤花さんにはプレッシャーも大きかったでしょう。(想像です)

しかし、そんな心配はまったく必要ナシ。

潤花さんの思いきりのよさ、堂々としたパフォーマンスに思わず笑顔になりました。

真風さんとの並びがお似合いで、芝居もショーも大満足。

トップコンビだけでなく、桜木さんや瑠風さんら男役さんたち、娘役さんたちも実力派ぞろい。

さらに芹香さん率いるプロミセスメンバーがいる宙組ってスゴすぎる

全国ツアー組もプロミセス組も千秋楽まで無事に完走されますように。

そして全員がそろう次回大劇場公演「ネバセイ」も大いに期待しています。

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