本日からまたあらたな年度が始まるということで、宝塚OGたちも、事務所を退社した人、新事務所に所属が決まった人、大学の入学式を迎えた人、それぞれ新たなスタートを切った模様。
昨日付けで退団された白霧椿さん(月組)も心機一転、あらたな世界で頑張ってほしいですね。
そして宝塚ファンにとって気になる友の会リニューアルですが、ゴールドだと思っていたランクが”シルバー”でガッカリ。
でもまぁステータスに踊らされることなくマイペースに継続していきたいと思います。だって私は私だから!(すみません、礼真琴さんの受け売りです)
そうです、本日は『婦人画報』の発売日でもありました。
礼真琴さんの本音がたくさん聞けて、とっても良い内容でした。
礼真琴が16年間追求したこと
宝塚らしくないことへの葛藤
宝塚110年の歴史のなかで、おそらく礼真琴さんほどの実力をもって入団したジェンヌはいないでしょう。
はやくから抜擢され、大きなソロを与えられても軽々と歌いこなし、キレとセンスの良いダンスは目を引き、上級生(本役)の特徴を捉えた新公芝居は彼女の器用さを物語っていました。
「礼真琴は何をやってもすごい人」というのが宝塚ファン(及び世間)の評価です。
がしかし、礼さん本人は『宝塚らしくないのでは』という葛藤に苛まれていたのだそう。
これほどの実力がある人でも正解のないものに悩み苦しむのが宝塚といえばそうなんでしょうけど、しんどかったでしょうね。
【余談】いまでも不思議でならないのは、こんな素晴らしいトップオブトップにどうしてオリジナル1本物をやらせなかったんだろう。話題優先のコラボ作品もいいですが、1作でもオリジナル大作をやっていれば早い段階で礼さんの自信につながっただろうにと残念でたまりません。
たどり着いたのは”唯一無二”
ただ、礼さんらしいのは、そんな時期でもひたすらに宝塚や男役について研究し、あらたな挑戦に備えていたこと。
「私の存在がチカラになると思ってくれる人がいるから頑張れる」
劇団やファンの期待を背負い、ともに走る仲間のために、コロナ禍や休養中、どんなにツライときでもけっして止まることなく努力し続けてきたんですね。
【余談】私自身、礼さんの表現力豊かな歌声にたくさん励まされ慰められ、満身創痍の状態でありながら己の責任を全うしようと最善を尽くす姿に、どれほどのチカラを戴いたかしれません。
そして礼さんがたどり着いた境地が”唯一無二”だということ、自分だからできることへの自負、
さらには宝塚がもっと輝くためにはどうしたらいいのかということまでお話しされていて、その言葉のひとつひとつが胸に迫り涙がこぼれました。
松本幸四郎さんとの対談も、表舞台に立つ人ゆえの苦労や考えを知ることができるステキ内容でしたので是非ご一読いただければと。
で、礼真琴さんに関する嬉しい知らせがもう一つ。
礼真琴✕北翔海莉「夢の音楽会」
スカステ番組『夢の音楽会』に、なんと礼真琴さんの出演が決定!
礼さんが憧れてやまない上級生はというと、元星組トップスター北翔海莉さんです。
やったー!
スーパー歌ウマ✕スペシャル歌ウマの夢の共演!むちゃくちゃ嬉しいです。
じつは礼さんと北翔さんって、わずか1年半(北翔さんのトップ期間2015年6~2016年11月)しか同じ舞台に立つことができなかったんですよね。
再びお二人の歌声が聞けるなんてスカステありがとう。
『ガイズ&ドールズ』『こうもり』
『桜華に舞え』『THE ENTERTAINER!』…
おふたりがどんな曲を歌うのか楽しく予想しながら5月の放送を待ちたいと思います。