3月13日以降のマスク着用について、劇団より公式発表がありました。
宝塚歌劇・3月13日以降のマスク着用について
政府が新型コロナウィルス対策のマスク着用を、13日以降は「個人の判断に委ねる」と方針を打ち出し、
これまでガイドラインに沿って対応していた演劇界も、今後は各社の判断に委ねられることになりました。
本日、宝塚歌劇団が発表した内容は、
【3月13日以降のマスクの着用について】
宝塚歌劇団HP
劇場改札外(宝塚大劇場の店舗・レストランエリア)では、マスクの着用を推奨いたします。
劇場改札内では、マスクの着用をお願いいたします。
なお、劇場係員は、引き続き、マスクを着用させていただきます。
今後取り扱いに変更がある場合や、5月8日に予定されている新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更に際しての対応につきましては、あらためてお知らせいたします。
これを読んでホッとした人、ガッカリした人…
みなさんそれぞれ受け止め方が違うようです。
分かれる感想
『賛成』
・マスク着用は演者にとっても観客にとっても安心だとおもうから劇団の判断はありがたい
・客席では動けないからこそマスク着用判断は安心
・コロナが無くなったわけでも特効薬が開発されたわけでもないので当然
『反対』
・(観劇中は)声も出さないのに何故?せめて『推奨』にしてほしかった
・インフルエンザや風邪のように体調不良の人だけすればいいのに
・個人の判断になったんじゃないの?これじゃあ今までと変わらない
『推奨』と『お願い』
改札外のマスク着用は『推奨』で、改札内でのマスク着用は『お願い』だそうです。
ことば遊びのようでアレですけど、『推奨』と『お願い』の違いって?
推奨・良いと思われる品、人、事柄を人にすすめること
お願い・人に助力や配慮を求めること
つまり改札外のマスク着用は、客の身を案じて『推奨』するということで、
劇場内でのマスク着用は、生徒やフタッフを守るため&公演中止の回避のために『助力と配慮』を求めるということですね。
他の劇団の判断
ほかの劇団や劇場の判断はどうなっているのでしょう。
シスカンパニー
『マスク着用についての弊社の見解をご理解の上(チケットを)お買い求めください。マスク着用いただけない場合はご観劇をお断りすることになります』
博多座
『マスク着用を推奨とさせていただきますが、あくまでも個人の判断に委ねられるもので、お客様の判断が尊重される環境づくりにも努めてまいります』
劇団四季
『マスクの着用を推奨とさせていただきます』
TOHOシネマ
『個人の判断が基本。発声を有する上映会のみ着用をお願いします』
劇団や劇場によって方針が異なりますが、3月12日までは『必須』、13日からは『推奨』のところが多いようです。
個人的見解
個人的には劇団からの『お願い』があってもなくても劇場内ではマスクを着用するつもりでした。
ジェンヌさんや周囲の人を守りたいという気持ちはもちろんですが、
マスク生活も3年になり、習慣とは恐ろしいもので、今やマスクをしていた方がいろいろラクだというのが正直なところ。
とはいえ、はやく外したいという人の気持ちも理解できますので、
本当の意味で『個人の判断が尊重される』日がくることを願っています。
客席降り、入り出、お茶会の再開に向けて
3年ぶりに音楽学校の卒業式が(卒業生のみ着席時)マスクなしで実施されたことが話題になりましたね。
場所も講堂で行われたようで、109期首席の音綺みあさんがマスクなしの笑顔で卒業証書を受け取る様子が新聞に掲載されていました。
とはいえ、宝塚がコロナ前の『日常』を取り戻すには、まだまだ乗り越えなくてはならないハードルがあります。
オーケストラボックス解放、客席での飲食、客席降り、入り出、お茶会、タカラヅカスペシャル、舞踏会、サヨナラパレード、海外公演…
はやる気持ちもありますが、ジェンヌさんやスタッフさんに過度な負担がかからないよう、少しずつ前進してもらえたらなと思います。
いよいよ明日からはじまる真風さん&潤花さんの退団公演。1公演も欠けることなく千秋楽まで完走できますよう心から祈っています。