水美舞斗さんの専科デビューとなる星組博多座公演『ME AND MY GIRL』がぶじに初日を迎えました。
ミーマイの代名詞でもある『ランベスウォーク』の客席降りも大々的に行われ、
あたらしく追加されたフィナーレも好評で、とてもいいスタートが切れて良かったですね。
星組博多座『ME AND MY GIRL』
役替りに苦戦
初日はビルが水美さん、ジョン卿が暁さんで完成度の高い公演だったそうですが、NOW ONによると二人とも役替りに相当苦戦したのだとか。
水美「わたし人見知りなんだけど、お稽古が始まってしまったら人見知りなんて言ってられないくらい大変だった」
暁「小道具もたくさんあって扱いも大変ですよね。いまはリンゴの気持ちになってリンゴの転がし方と格闘中です。笑。それに『愛が世界を回らせる』とか、ビルとジョン卿が同じシーンに出て振付がシンメトリーになってるので何がなんだか分からなくなってしまって毎回パニック!」
水美舞斗が星組に与える影響
星組のNOW ONなのに礼真琴さんも瀬央ゆりあさんもおらず、水美さんが中心となってトークが展開していく様子が新鮮。
水美さんの質門にもみんなハキハキと答えて、全員がよくしゃべり、よく笑い、一人ひとりが積極的にトークを盛り上げて、、何が何でもこの公演を成功させたいという意気込みが伝わってきました。
水美「星組さんってお稽古場がとっても明るいよね。このメンバーでできるのが有り難い。ランベスウォークとか大勢のシーンは星組の結束力が感じられてうぁーって気持ちが盛り上がる」
天華「水美さんがお稽古場にいてくださることで新しい風が吹いて、お芝居で言ってくださるアドバイスが的確で変えていきやすかったり方向性が見定めやすい。フィナーレナンバーのお稽古も、こういうことに気を付ければいいんだということを言ってくださって、本当にありがとうございます」
極美「新しい風がビュンビュン吹きまくってます。笑」
水美「わたしが育ってきた環境とは全然ちがうけど、作品をよりよくしたい気持ちはどの組も同じだと思うから、自分もちゃんと伝えられることは伝えて自覚をもってやりたい。こちらこそありがとう」
星組生は、生粋の花男であり、この公演のためにイギリスまでダンスレッスンに通ったという水美さんからいろんな影響を受けている様子。
水美さんも体育会系と称される星組生から大きな刺激を受けて、良い化学反応がおこっているようです。
水美「ランベスランベスって言ってるわりにそのシーンは1箇所しかないので、振りがついてからランベスの子たちに『こうした方がいいよ』って伝えるとそこからまた深まってスゴイなって」
舞空「水美さんから言ってもらったことばにみんなが刺激と影響をうけて、新しいものを吸収しながら自分の役に活かそうとしてます」
水美「私もそうだよ。星組さんから刺激をもらいすぎて、刺激的な毎日ですっごい刺激的です。笑」
「娘役のロケットは最初みんな『可愛らしい』という印象的だったのが、最近一人ひとり目がギラついてきたよね」と娘役の小さな変化も逃さない水美さん。
水美さんに褒められて舞空さん嬉しそうでしたね。(水美さんが言うには『フィナーレは舞空タイム』だそうで期待高まります)
【余談】別番組で極美さんが「男役さんから可愛いと言われることがこんなに嬉しいなんて。これから私も積極的に娘役さんに可愛いって言いたいと思います」と語っていましたが、これってもしかして娘役を褒めることが日常化されている元花男・水美さんの影響かな。
フィナーレの怒涛の振付に許容量を超えてボーッとしてしまった暁さんに水美さんが「大丈夫?まだまだあるよ」と気遣う場面もあったそう。
一方、水美さんが星組生に囲まれて驚いたこととは…
水美「フィナーレの男役さんの圧が本当にすごい!最初のお稽古の時、うわ~、これ客席で見てたやつだって思った。ほんと体育会系だね」
ミーマイの役同士で接するのとは違い、パッションを爆発させて踊る星組生に囲まれて圧倒されたのだとか。
そんな水美さんに天華さんは「フィナーレの板付きの姿も振り返りも手のフリも、とにかくカッコいい」と絶賛。
極美さんも興奮気味に「水美さんと暁さんはまったく個性も踊り方もちがうのに空気感がそろっていて本当にステキ。後ろ姿も本当に、本当に、オーマイガーッって感じです」と英語混じりで笑わせていました。
そのほかトークでとくに印象的だったのが、
星組が水美舞斗に与える影響
水美「星組さんの取り敢えずやってみる精神が本当にかっこいい。わたしが今まで足りなかったことを学ばせていただてありがたいと思ってます」
勇気をもって研15で活躍の場を専科へと移した水美さん。あたらしい仲間と好調なスタートが切れてよかったですね。
水美さん、舞空さん、暁さんを中心とした星組『ME AND MY GILR』が博多座でたくさんの人をハッピーにして、ぶじに千秋楽を迎えられますように。