歌劇8月号が発売されました。
表紙は専科の水美舞斗さん(95期)。
水美さんは「宝塚GRAPH8月号」でも表紙を飾り、そこで発表された「2023年度年度賞」において、努力賞を受賞。
月末には月組の全国ツアーもはじまりますし、今月は水美舞斗MONTHとなりました。
水美舞斗のこれから
水美舞斗・歌劇8月号表紙
専科生は歌劇の表紙から外れるのかと思っていたので、水美さんの表紙は意外でした。
というのも今年まだ表紙になっていない男役スター(永久輝、鳳月、彩風、芹香)の他に、退団が決まっている舞空瞳さんが候補に上がっていたからです。
【歌劇表紙】
1月・礼真琴
2月・星風まどか
3月・桜木みなと
4月・朝美絢
5月・柚香光
6月・暁千星
7月・月城かなと
歌劇はすこし前から人事を読まれないようにするためなのか、表紙の告知を無くしただけでなく、
2022年に表紙を飾った瀬央ゆりあさんが専科移動後の翌年に表紙除外とし、
『男役は一度歌劇の表紙を飾ると退団まで飾る』というジンクスを崩壊させ我々を驚かせました。
しかし劇団のやることには一見行き当たりばったりのように見えて、あとから振り返ると意味があったんだなということがよくあります。
水美舞斗の扱いが分かる
瀬央さんが載らないで水美さんが載る理由。
やはりふたりの間には歴然とした差があって、水美さんが2番手羽根を背負って専科に異動した意味は大きい。
劇団は水美さんの扱いを専科生でありながら(トップにも成り得る)2番手扱いにしているんですよね。
となると、水美さんがトップを狙える組は、古巣の花組や超路線の暁千星さんがいる星組、同期トップ(朝美、桜木※仮定)がいる雪組と宙組を除いた月組ということになるんでしょうけど、
理事長の発言がひっかかるんです。
「当面の間は組替えを行わない」
これが宙組に対してだけ言っているのか、全組を対象としているのかは分かりませんが、組に馴染むためには組替えは早ければ早い方がいいわけで。
専科からいきなり他組のトップになった北翔海莉さんの例もあるけれど、
宙組の事件以降、組内ルールの改正や上級生と下級生間のコミュニケーションのあり方が見直されている現状、
別箱を一緒させただけでいきなりその組のトップに就任させるなんて乱暴なことはしないと思いたい。
もし劇団が水美さんを月組でトップにするつもりなら、もろもろ考えて来年(鳳月さん2作目)には組替えしておいてほしいですね。
なにはともあれ水美さんが専科異動後も変わらず路線スターだと証明された歌劇8月号。
水美さんのカッコいいポートはもちろん、そのほかの中身も充実していて面白いですよ。ぜひ。