突然飛び込んできた水美舞斗さんの休演の報から早3日が経ちましたが、心落ち着くどころか、心配は募るばかり。
舞台に懸ける想いが人一倍強い水美さんが、怪我で舞台を離れることがどれほど悔しいことか。
そんな彼女を応援すべく、今、Xでは「#愛しているよ水美舞斗」というハッシュタグがトレンド入り。
水美舞斗 ケガで休演
水美舞斗が歩んできた「試練の道」
水美さんが怪我という新たな試練に直面している今、長年、彼女に降り掛かった苦難を知る者として胸が締め付けられる思いです。
花組時代には、同期である柚香光さんのトップ就任を近くで見つめ、支える立場を経験されました。その後、VISAガール上げのため専科異動という、路線スターにとっては極めて困難な道へ。
さらに宙組では再び同期トップ(桜木みなと)を支える2番手となったわけですが、いよいよ大輪の花を咲かせようかというこのタイミングでのケガ休演。
どの程度のケガなのかは分かりませんが、今後のジェンヌ人生に影響がないことを祈るばかり。
水美さんご本人が一番悔しく、辛い状況にいらっしゃることは想像に難くありません。
ファンの皆さんも辛いですね。ちなみに休演が発表された日はファンクラブの総見だったそうで、言葉になりません。
とにもかくにも我々の思いはひとつ。水美さんの心身ともの完全な回復です。
どうか、すべての責任や期待を一時脇に置き、ご自身の身体を最優先にしてゆっくり休んでほしいと思います。
宙組の団結力
それにしても2番手休演という緊急事態にもかかわらず、たったの20分遅れで休演者の代役を立てて通常通り上演されたという事実に驚きました。しかもお芝居だけでなくショーの代役もありますからね。
お芝居で水美さんの京極尊人役を引き継いだのは、新人公演で同役を務めた泉堂成さん。新人公演の経験があるとはいえ、本公演のセンターに立つ重圧は計り知れません。
そして水美さんの代わりに2番手羽根を背負って大階段を降りてきたのが鷹翔千空さん。緊張されたでしょうね。
『1789』で礼真琴さんが休演された際に暁千星さんがトップ羽根を背負った例が記憶に新しいところ。
あの代役公演も組の団結力に涙しましたが、今回も、桜木みなとさんはじめ、組子全体が互いをカバーし合い、いつも以上の熱量と集中力で舞台を完成させ、見せつけた「宙組の底力」には素晴らしいものがあります。
当初から休演者が多く厳しい公演でしたが、休演者の復帰を願う気持ちはもちろん、宙組生全員が元気に安全に千秋楽を迎えられることを願っています。
水美さん、どうかお大事に。宙組の皆さん、どうかご安全に。