専科デビュー公演となる星組博多座公演『ME AND MY GIRL』でビルとジョン卿を演じ、大好評を博している水美舞斗さん。
この勢いのまま、もしかしたら?な雰囲気がありますが、さてどうでしょうか。
水美舞斗の今後はどうなる?
水美舞斗・新たな土壌で輝く
水美ビル&暁ジョン卿・星組『ME AND MY GIRL』配信視聴しました。
まぁ水美さんの自由なこと。
アドリブを入れまくって客席だけでなく星組生も笑わせて、ついには小桜さんがセリフを言えなくなる事態にまで発展!
だけど 思いつきでやっているのではなく、歴代のビルがやっていた電話で遊ぶアドリブを入れたり、
マリアが剣を掴む瞬間のフェイントなど、OGや作品へのリスペクトが感じられました。
そしてあらためて感じたのは水美さんって花男なんだな~と。
娘役との距離がちかく、娘役を褒めることにも抵抗がなく、「愛」という言葉とその意味が骨の髄にまで染み込んでいる花男。
カテコで水美さんからいきなり「愛してる」と言われて、暁さんも星組生もビックリしていましたね。笑
花組時代は柚香さんをサポートすることに徹していた印象の水美さんですが、
独り立ちして新たな土壌でイキイキと輝く姿に、専科行きの決断は正解だったのかなと。
トップの可能性
はたしてその先に水美さんがどこかの組でトップになる可能性はあるのでしょうか。
過去、専科からトップになった人はもちろんいます。
北翔海莉さんがそうなのですが、中卒入団で研15で専科に異動したというのも水美さんと共通するところ。
北翔さんの専科時代の出演作は、大劇場公演が5作と東上主演が2作。
約2年強の専科時代を経て 研18で星組トップに就任しました。
【余談】今回の出来事をきっかけに音楽学校入学の年齢引き上げを訴える人もいますが、劇団は、男役10年といわれる世界において、イレギュラー人事(高学年トップ)があった場合を想定し、中卒という若い人材を一定数確保しておきたいのでしょう。
現状、雪組は彩風さんのあとに朝美さんが控えていますし、星組は礼さん→暁さんの流れはほぼ確実。
月組は月城さんの退団が決まり 鳳月さんが本命視されています。
宙組は芹香さんのあと 初の生え抜きが期待される桜木さんが控えています。
なので今すぐ水美さんがどこかの組みでトップになることは現実的でないかもしれません。
だけど北翔さんが専科移動後約2年半後にトップになったように、
あと数年経って もう一世代入れ替わるころ、そのときこそ水美さんにチャンスが訪れるのではないかなと思います。(例えば月組、鳳月さんの後任とか)
そんなに先?とガッカリするなかれ!なにがあるか分からないのが宝塚。
音月桂さんの突然の退団により 壮一帆さんにお鉢が回ってきたように、
なにかイレギュラーなことが起これば、まっさきに白羽の矢が立つのが水美さんだと思います。
6組計画もあるそうですしね。(すみません、悪い冗談です)
つまり水美さんは待っていれば、待つことさえできれば可能性はあると思います。
専科デビューとなった『ME AND MY GIRL』でチケット完売の快挙。
役替りもそつなくこなし、はじめましての組子たちとのコミュニケーションの取り方も上手。
あらためてその実力と人気を知らしめた公演となりました。
水美さんの第二章とその先に期待が高まりますね。
次回出演作も気になるところですが、まずはあと4日、博多座公演のぶじ完走を願っています。