いや~、観劇にお茶会にお茶飲み会に、なんでこんなに忙しいのかと思ったら、今年の大劇場公演は例年よりも10日ほど長いんですね。
ということでまだまだ続く月組関連。そしてそこに雪組『愛の不時着』観劇も加わり、ありがたいことに年末まで宝塚三昧となりそうです。
遅くなりましたが、極美慎編につづき組替え関連の記事をアップしたいと思います。
宙組に組替えでどうなる?水美舞斗のこれから
宙組の代替わり(芹香斗亜→桜木みなと)のタイミングで宙組への異動が決まった水美舞斗さん(95期)。
まさかまた同期の下に降ることになるとは!
同期並べの苦労を誰よりも知っている水美さんに再び同じ試練を与えるなんて、劇団も酷なことをしますね。
そりゃあたとえ芹香さんが抜けたとしても、桜木さん、瑠風さん、鷹翔さん、風色さんがひとつづつ繰り上がるだけなら宙組のイメージはさほど変わらない。
そこに水美さん投入であれば、イメージチェンジと内部の空気入れ替えが見込めるというもの。
おまけにチケット売り上げの戦力にもなるでしょうし、桜木さんの支えにもなる。とまぁ一石二鳥どころか三鳥、四鳥。その効果は計り知れません。
水美さんが退団を選ばずに花組から専科に移ってくれて安堵しているのは、なにを隠そう劇団かもしれません。
だけどね、水美さんは劇団にいいように使われるために残ったのではありません。
いまだ厳しい状況にある宙組に2番手というポジションで異動することの重み。そしてますます見えなくなったこの先。
当然ながらこんな仕打ちに耐えてまで水美さんが残る決断をしたのは、『トップ』を諦めないということなんでしょう。
じゃあ果たして宙組で『同期引き継ぎ(桜木→水美)』が実現するのでしょうか。
瑠風輝の再組替えの可能性
もうひとり注目の人物が瑠風輝さん(98期)です。
暁千星という同期首席かつ次期トップ本命がいる星組への異動が決まったことで、多くの人が瑠風さんのハシゴが外されたと思われたでしょう。
がしかし、98期でトップになる人物が暁さんひとりだとは思えなくて。
というのも劇団としては95期から100期の穴を埋める貴重な人材は、なにが何でも確保しておきたいハズ。
綾凰華さん、天華えまさん、飛龍つかささんら98期の路線たちが、つぎつぎと脇へと逸れたり退団していくなかで残った貴重な2名(暁&瑠風)です。
しかも瑠風さんは新公4回という、もともと劇団推しの生徒。
なので星組への異動は、申し分のない舞台スキルを持つ瑠風さんに星組のカラーである『パッション』や『押し出しの強さ』を身につけさせる武者修行であって、いずれどこかでトップにさせるのではないかと。
じゃあどこでかというと、雪組も考えられますが、桜木政権によって宙組再生が行われたあと、いずれは宙組に帰ってトップになるのではと。
あれ??じゃあ水美さんは??
そうなんです。
どんなにトップの高年齢化が進んでいるとはいえ、桜木→水美→瑠風なんていうwinwinな結末があるのかどうか。
しかもこれって桜木さんが短期だという前提で成り立つことなんですよね。
ということで結局のことろ宙組のこれからは桜木さんの任期が鍵を握るわけですけど、同期引き継ぎがアリならば、宙組・桜木→水美、星組・暁→瑠風も大歓迎です。
果たして劇団は組替えで振り回した生徒にどんな花道を用意しているのでしょう。
なにはともあれ、結構な上級生をいいように使った挙げ句、2番手切り!なんていう事態だけは避けてほしいと思います。