またまた劇団からビックリ発表がありました。
月組大劇場公演「Deep Sea -海神たちのカルナバル-」エトワールを5名で役替わりさせるというもの。
月組「Deep Sea 」エトワール役替わりについて思うこと
5名の役替わりエトワール
役替わりエトワールに選ばれた5名は以下のとおりです。
・桃歌雪(100期)
・天愛るりあ(102期)
・白河りり(103期)
・きよら羽龍(104期)
・咲彩いちご(104期)
エトワールに選ばれるくらいですから、当然、みなさん歌ウマです。
白河さんときよらさんはすでに『FULL SWING! 』でトリプルエトワールを経験されています。
咲彩さんはきよらさんの代役でエトワールを務めたことがありました。
みなさん風間さんと共に「ダバダ~」「ダバダ~」とパワフルな美声を轟かせていて、とにかく気持ち良いエトワールでした。
劇団の意図
『Deep Sea』の役替わりエトワールもとっても楽しみなのですが、全員のエトワールが聴ける人ってどのくらいいるのでしょう。
もともと大人気の月組公演のため、チケットは即日完売。
そんな状態で日程を分散して5枚もチケットが取れたという人は、きっと極少数ですよね。
そしてエトワールが誰かを気にする人は宝塚に興味がある人です。
一般客にはエトワールが誰かなんて…というより、そもそもエトワールを知らない人も多い。
ということは、チケットの売り上げのためでもなく、ファンや一般客に向けてのサービスのために役替わりを実施するのではないということです。
内情を意識した劇団の意図があるのでしょう。
オーデションしてみたものの、みんな上手すぎて選べなかったのか。
それとも、この役替わりこそ次回につながる壮大なオーデションの可能性も。(個人的見解です)
それか、本編で娘役の出番が少ないゆえの救済策の可能性も?
(だとすると路線のきよらさんが入っていることが気になります)
エトワールの在り方
近年、エトワールの在り方も変化していき、退団者のご褒美だったり、番手ぼかしに使われたり、本来の歌ウマさんが選ばれることが少なくなった印象です。
それゆえ、役替わりはさらにエトワールの価値を下げるという否の意見を目にしました。
たしかにエトワールに憧れを抱く生徒さんも多いですし、『エトワール経験者』をわれわれも特別な目でみます。
しかしそれだけステータスのあるエトワールだからこそ、役替わりは「多くの下級生にチャンスを」と声高に叫ばれる時代に合った方法なのかもしれないと思いました。
みなさんチャンスを活かして次につなげてほしいと思います。
がしかし…
残念なこと・期待されること
なぜチケット販売前に発表してくれなかったのですか。(まるで後出しジャンケンのよう)
彼女たちを応援しているファンの方にとっては大問題です。
贔屓がエトワールに選ばれて嬉しい反面、見届けられず複雑な思いをされている方も多いと思います。
<宝塚大劇場公演>
2月4日(土)~2月9日(木)天愛 るりあ
2月10日(金)~2月14日(火)白河 りり
2月16日(木)~2月21日(火)桃歌 雪
2月23日(木・祝)~2月28日(火)咲彩 いちご
3月2日(木)~3月6日(月)きよら 羽龍
期待できるのは、初日と千秋楽に役替わりが当たる4名はスカステや配信で見届けることができそうなのと、
<東京宝塚劇場公演>
3月25日(土)~3月31日(金)咲彩 いちご
4月1日(土)~4月8日(土)きよら 羽龍
4月9日(日)~4月15日(土)桃歌 雪
4月16日(日)~4月23日(日)11:00公演 天愛 るりあ
4月23日(日)15:30公演~4月30日(日)白河 りり
桃歌さんにおいてはBlu-rayになる可能性があり、うまくいけば何らかの形で全員のエトワールが聴けるかも知れないということです。
2月スタートの月組大劇場公演『応天の門/Deep Sea 』
月城さんと鳳月さんの最強のバディに期待高まる公演ですが、また一つ、エトワールの役替わりという楽しみが増えました。
順調にお稽古が進み、ぶじに初日の幕が開きますように。