予告どおり本日も花組を観てきました。
ぴあ&三井住友の貸切公演ということで全国から集結したファンで会場は熱気ムンムン。
拍手や手拍子が大きくて組子たちもノリノリ。終演後の永久輝せあのご挨拶も面白かった~。
「九州から来られた人〜?(拍手パラパラ)九州以外から来られた人〜?(大拍手)せっかく全国から集まったんですからお隣の人とお友達になって次の花組公演を観に行く約束をどうぞ」
思わずとなりの人と顔を見合わせて笑ってしまいました。組子たちも爆笑。
そんな多幸感に満ち溢れた博多座をあとにした直後!目に飛び込んできたニュースにショックを隠せません。
一輝翔琉・全国ツアー千秋楽退団
月組のホープ・一輝翔琉さん
月組の一輝翔琉さんが全国ツアー公演の千秋楽をもって退団することが発表されました。
107期の一輝さんは宙組デリシューの初舞台ロケットからキラリと光る存在感を見せつけ、初詣ポスターモデルにも選ばれた路線候補。
その名を轟かしたのは研2で射止めた『ブラックジャック』の影でしょう。
別箱ながらトップさんとデュエットまでやってのけ、あの時の客席のオペラの上がりっぷりは忘れられません。
『応天の門』新人公演では2番手の鳳月杏さんの役を好演。
”若様”というニックネームにふさわしい涼やな美しさで客席を魅了していました。
ターニングポイントは『エタボ』で1期下の雅耀さん(108期)に先を越されたあたりかな。
一輝さんの推され具合がストップし、雅さんだけでなく、公演ごとに同期の天つ風さんの存在感も大きくなっていき、若手の戦国時代に突入。
とはいえ誰もが「新公卒業までは時間があるんだからまだまだこれから!」と思っていた矢先の退団発表。
それこそ『ガイズ&ドールズ』の新公主演候補のひとりであることは間違いないのに。
別箱で退団するということ
そして何よりショックなのは、別箱退団だと袴姿で大階段を降りることもできず、舞台センターでのご挨拶もなしだということ。
どのみち大階段を降りられない研4までとは違い、4月で研5になる107期は大階段降りも最後のご挨拶も叶うというのに。
退団のショックもさることながら、せめて本公演で!というファンの気持ちは痛いほどわかります。
若手ホープの一輝さんはファンクラブが設立されたばかり。
これから10年くらいは応援し続けるつもりだったファンの皆さんにとって、まさかこれが最後になるなんて、本当にツライですね。
せめてフェアウェルだけは開催されますように。
がしかし、ファンの思いも劇団の期待も承知の上で、相当な覚悟をもって退団を決意されたのでしょうから、彼女のこれからに幸あれと願うばかり。
『花の業平』では業平の従者役ということで、鳳月杏さんの近くで 最後の最後まで”一輝翔琉の男役” を全うしてほしいなと思います。心から応援しています。