月組東京公演『応天の門/Deep Sea』
ぶじに初日の幕が開きましたね。おめでとうございます。
宝塚史上初となった5人のエトワールから主に停滞する娘役人事について記したいと思います。
(一部人事のデリケートな内容含みますので読み進めご留意ください)
停滞する月組娘役人事に思うこと
月組・実力と人気が比例
月組は、月城さん&海乃さんコンビが昨年のお正月にお披露目をしてからまだ1年と3カ月しか経っていないというのが信じられないくらい安定しています。
『今夜、ロマンス劇場で』
『グレート・ギャツビー』
『応天の門』
大劇場3作連続で話題作ということもありチケットの売れ行きは絶好調!
それにともない人気もうなぎ上り!
『芝居の月組』なだけあって芝居に穴がなく、毎回とても満足度の高い舞台をみせてくれていて、実力と人気が比例しているなと思います。
『トンデモ人事』はどこへやら
過去の『トンデモ人事の月組』はどこへやら!
3番手以下も、礼華さんと彩海さんを競わせているように見えて、バウを礼華さんに取らせてキッチリ序列を整えているのも見事。
娘役は路線だった詩さんの組替え、本命のきよらさんのケガで若手の抜擢モードがストップしてどうなるかと思いきや!
海乃さん、彩さん、天紫さんら上級生たちが主要な役を独占し、逆に安定感が増したという。
どうやら今の月組は攻めの抜擢よりマンネリでも安定を重んじる組になったようです。
ただし、今はよくても…
上級生娘役が強いがゆえに
月組最大の関心事はこのまま海乃さんが月城さんと添い遂げるのか、それともひと足はやく退団するのかということ。
もし海乃さんがひと足はやく退団した場合、次期トップ娘役の可能性があるのは彩さんか天紫さんか、それとも他組からだれか組替えしてくるのか?
↑ これ、いいかげん聞き飽きましたね。笑
組内の若手に本命がいなくなった今、延々にこのループにハマって先が見えないという。
それゆえ蘭世さんや結愛さんなど美しく華がある娘役にスポットが当たることなく退団していくことの勿体なさよ。
伸び盛りの娘役が役名もつかずセリフすら無いやるせなさよ。
エトワール5名のこれから
これではいけないと娘役のモチベーションを上げるために宝塚の歴史上初のエトワール役替わりが決行されたワケですが、
はたしてエトワールに選ばれた5人の未来はどうなるのでしょうか。
白河りりさん(103期)は新公ヒロイン経験者なので本来なら路線扱いされるはずなのですが、
歌の上手さと貫禄すらただよう存在感ゆえヒロインの枠には収まりきれず。
これからは別格路線へと舵を切るのかな。
桃歌雪さん(100期)
天愛るりあさん(102期)
咲彩いちごさん(104期)
彼女たちは歌ウマ枠としてすでに認知されていることから、今後も影ソロなどで重用されるのだと思います。
そうなると…
きよら羽龍について
やはり一番気になるのがきよら羽龍さん(104期)のこれからについてです。
初詣モデルに選ばれトップ娘役街道まっしぐらに思えたきよらさんですが、2度の休演に泣き抜擢モードはストップ。
役替わりエトワールに彼女の名前があったことに驚いた人も多いのではないでしょうか。
さらに礼華さん主演のバウヒロインにも選ばれず不穏な空気がただよいます。
ですが、娘役の人事は水物。
彼女ほどの実力があれば状況により路線に返り咲くことも大いにあり得ると思っています。
意外とモロイ月組ピラミッド
月組はこれ以上ないほど序列も舞台も安定しているのですが、つねに鳳月さんと海乃さんの進退問題がつきまとっているのも確か。
トップ、トップ娘役、2番手の誰かひとりが抜けるだけで簡単にピラミッドが崩れる恐さがあるのも月組の現状だと。
したがって男役は新体制に入っても変わり映えしない宙組・桜木さん、瑠風さん、鷹翔さんらを拠点に、
娘役は花組の美羽さんや星空さん、雪組の音彩さんら超路線を交え、
いよいよ人事が動き出すのではないかと目が離せません。