彩海せらさんのバウ初主演『Golden Dead Schiele』がぶじにスタートしました。
初日のレポを読んで驚いたのは「白河りりさんんが正ヒロイン」だということ。
もしかしたらもしかするかも?と、盛り上がっていますね。
月組次期トップ娘役候補たち
ただでさえ混戦している月組次期トップ娘役候補たち。
次期トップが鳳月杏さん(92期)だった場合、学年のバランスを考えて そこそこキャリアのある娘役さんが選ばれるであろうと予想。
ゆえに天彩峰里さんの組替えが決まったときには多くの人が彼女の落下傘を確信したでしょう。
しかし組替えは中止になり、彩みちるさん(99期)と天紫珠李さん(101期)の一騎打ちに逆戻りしたかに思えたのですが…
彩みちる(99期)
彩さんは新公3回、東上3回という輝かしいヒロイン歴の持ち主です。
キュートなビジュアルと芝居上手ゆえ雪組時代から猛プッシュされていたにも関わらず、
相手役かと思われた望海風斗さんは真彩希帆さんと組むことになりました。
それならば月城かなとの2番目の相手役に!とばかりに月組に組替えになりましたが、結局のところそれも叶わず。
『娘役の人事は水物』に翻弄されてきたように思います。
鳳月さんとの相性の良さは別箱で立証済みなので今度こそチャンスを掴みたいところ。
天紫珠李(101期)
天紫さんは男役から娘役に転身後、着実にキャリアを積み上げてきました。
・暁千星主演『ブエノスアイレスの風』
・礼華はる主演『月の燈籠』
バウも東上も正路線だったきよら羽龍さんを抑えてヒロインを取っていますし、なにより本公演の扱いがバツグンに良いのが彼女の特徴です。
『応天の門』では鳳月さん演じる業平の想い人を演じ、『フリューゲル』のラストは舞台上にひとり残って踊るという破格の扱い。
今回、『GOAT』のナウオンにも登場しています。
そしてなんといっても101期からはまだひとりもトップが出ていないということも注目ポイント。
個人的には天紫さんが本命だと予想しております。
きよら羽龍(104期)
はやくから抜擢されていたきよらさんはケガによる休演に泣き、いつしか抜擢がストップ。
彼女にとって宙組への組替えは桜木みなとさんの相手役にもなり得るチャンスだったと思いますが、それも中止。
『GOAT』のトークの様子からしてとても明るく前向きで とても感じが良い。
鳳月さんとは学年も離れていますし、たとえ相手役が叶わなかったとしても、もともとダンスも歌も実力のある娘役さんなのでこれからに期待したいなと思います。
白河りり(103期)
そして、ここにきてググッとトップ娘役戦線に食い込んできたのが白河りりさんです。
白河さんは新公ヒロイン1回、バウヒロイン1回ですが、エトワール経験豊富な歌ウマさん。
2022年『今夜、ロマンス劇場で』で、きよらさんの休演に伴い、本公演と新人公演で代役を務めるという離れ業をやってのけました。
実力も華も申し分ない白河さんがバウヒロインをステップに次期トップにはずみをつけたいところ。
ですが、ヒロインを演じたのが熊倉先生の作品だということが気になります。
前作『ベアタ・ベアトリクス』もそうですが、主人公の画家の女性遍歴を描いた作品なので、ヒロインといえど、それが決め手になるかどうか。(ちなみにベアタのヒロインは小桜ほのかさんでした)
果たして103期に明るいニュースをもたらすことになるのでしょうか。
現段階のトップコンビ候補としては、
鳳月&彩、鳳月&天紫、鳳月&白河
いずれにしても安定感のある大人なコンビになりそうですね。
おそらく来月には発表されるでしょうから楽しみに待ちたいと思います。