来年1月に行われる礼真琴さんの武道館コンサート。
トップスターの中でも選ばれし人しか立つことができない舞台ということで、
礼さん自身も「まさか自分も武道館でやらせていただけるなんて!」と感激しきりでしたね。
で、注目すべきはその公演数による疑問です。
礼真琴の武道館・宝塚でドーム公演がない理由
5回の武道館・1回のドーム
礼真琴さんの武道館コンサートは、2025年1月18日から21日の4日間で計5回の開催。
これは10年前に開催された柚希礼音さんの3回に比べて2回も多い数です。
総観客数はというと、武道館のキャパはおおよそ1万なので5公演で5万人!すごい数ですね。
で、ここで疑問に思いませんでした?
なぜドームでやらないの?って。わたしは思いました。
だってその方が礼さんに『宝塚初のドーム主演者』と箔が付きますし、
過重労働の改善が叫ばれるなか、休みなく4日間(1日2公演の日あり)も武道館に立たせる必要もありませんから。
ドーム1回で済むならその方がキャストの負担も少ないでは?と考えるのが自然です。
だけどそうしなかったのは、宝塚ファン独特の文化(習性)が関係しているのかなと。
リピート文化&席種にこだわる人種
宝塚(ミュージカル)というのはリピート文化です。
コアなファンになればなるほど同じ公演を何度も観るようになり、二桁観劇が当たり前な人も多い世界。
なので武道館5公演のうち何割かはリピート客が占めることになるでしょう。
【余談】柚希さんのときは公演ごとにTシャツのカラーが違っていたので、全色購入して売上に貢献した人も多かったのでは?わたしもその一人です。
もちろん今の礼さんならリピート客に頼らずともドームを埋められるとは思いますが、そうしない もうひとつの理由。
それはズバリ満足度の問題だと思います。
というのも席にこだわる人が多いというのも宝塚(ミュージカル)ファンの特徴のひとつ。高い席(SS)から売れていくんですから。
スターの細かい表情、汗、衣装はもちろん、生声やマイクに拾わないアドリブまで、すべてを見逃したくないから前の席に座りたいという気持ち分かります。ハイタッチができる1階席にこだわる理由も。
なので肉眼ではスターが何色の服を着ているのかも認識できないドームの会場だと、いくらモニターがあっても満足度が低いのは想像できます。
【余談】明日海りおさんの横浜アリーナでのコンサートも会場が広かった(キャパ1万7千人)ので、席によって満足度に違いがあったように思います。
そこにくると武道館って1万人という大人数を収容しながらも、すり鉢状の造りになっているので舞台と客席の距離が近く、満足度が高いんですよね。
チケット争奪戦がスタートしたけれど
ということで”礼真琴の最高の舞台” として選ばれた武道館コンサート。
すでにベネフィットステーションの先着や、Vパスチケット抽選など、チケット争奪戦が始まっているようです。
なのにまだ出演者の振り分けが出ないの なんで?
内部ではもう決まっているでしょうから早く発表してほしいですね。
出演者をはじめ、なにかと気になる武道館コンですが、
そのまえに、礼さんが「東京でもいっぱい笑ってほしい」とおっしゃっていた『記憶にございません』東京公演がスタートします。
お芝居、ショーともに、”ことなこ”の集大成をしかと見届けたいと思います。