4年前の10月14日は礼真琴さんと舞空瞳さんがトップに就任した記念すべき日。
首席コンビの誕生に沸き、誰もがこれから始まる『ことなこ伝説』に胸をときめかせていました。
トップ就任4周年の礼真琴と舞空瞳に思う
舞空瞳がすごかった博多座
トップ4周年記念のきょう、本来なら二人そろって博多座の舞台に立っていたでしょう。
しかし礼さんの休養により舞空さんはひとりで『星組トップ』という看板を背負い、専科の水美舞斗さんや暁千星さんと共に公演を引っ張っています。
昨日、博多座で『ME AND MY GIRL』を観劇したのですが(詳しい感想は次回)、舞空さんの素晴らしさは格別でした。
宝塚において難易度が高い ガニ股ではすっぱなヒロインを、品を保ちつつ絶妙なさじ加減で演じきった舞空さん。
歴代のサリーが口をそろえて難しかったという『顎ソング』も上手でしたし、ビルのために身を引くいじらしさもしっかり表現して見る者の心を掴んでいました。
さらにフィナーレは水美さんがNOW ONで『舞空タイム』と紹介するほど見せ場がタップリ。
改めて舞空さんのショースターとしての実力を見せつけられました。
ただ、トップ娘役とはいえ1本物でここまでの見せ場があるのは もしかしてご褒美?去就も近い?と不安がよぎったのも事実。
考え過ぎでしょうか。
ということで今回は舞空さん視点で星組トップコンビが添い遂げかどうか記したいと思います。
礼真琴と舞空瞳は添い遂げか?
添い遂げブーム
宝塚はいま添い遂げブームです。
3月に宙組の真風涼帆さんと潤花さんが退団。
そして花組の柚香光さんと星風まどかさんが次回作で退団、月組の月城かなとさんと海乃美月さんも次回作で退団することを発表しています。
今年宝塚ファンになった人にとって、添い遂げでないトップ退団の方が想像しにくいかもしれません。
礼さんと舞空さんに関しても添い遂げを望むファンが多い。
劇団もふたりを同時退団させる前提で、コンビの新鮮さを保つために前回の別箱(礼『赤と黒』・舞空『全国ツアー』)を離したのだと思います。
礼さんの休養については想定外だったのかもしれませんが、
結果として舞空さんは連続で別の相手(凪七・水美&暁)と組むことになり、『RRR』で大劇場7作目の『ことなこ』にマンネリ感はありません。
くわえて礼さんが休養明けにすぐ退団するとは考えられませんので、やはり当初の予定どおり二人は長期(9~10作)で添い遂げではないかと。
【余談】礼さんが瀬央さんと とある舞台を観劇。楽しそうにされていたそうです。
舞空瞳の選択
舞空さんを単体で見た時に、その輝きと存在感はすでに誰も手をつけられないほど大きくなっているような気がします。
これまで舞空さんは、少女、人妻、母親、女王、下町娘など、ありとあらゆる役で経験値を上げ、気がつけば宝塚人生の半分をトップ娘役として過ごしてきました。
見た目の可愛らしさや可憐さに加え、貫禄と包容力を手にしたいま、礼さんに必死に食らいついていた 下級生感はもうないように思います。
娘役としても舞台人としても本当に立派になりました。
なのにいつも誰かのサポートに回っている感じがするので、舞空さんが主役になる『単独サヨナラショー』を見てみたい気もします。
外部ではタイトルロールを取ることもできるでしょうし、すでにオファーが入っているかもしれません。
果たして舞空さん自身は礼さんと添い遂げることを望んでいるのか、それともすでに自分なりのゴールを決めているのか、気になるところです。
そして何があるのか分からないのが宝塚。
他組の状況によってはスライドの可能性もあるわけで…
添い遂げが有力だとは思いますが、少しだけ『単独』や『スライド』の覚悟もしつつ、引き続きふたりの動向に注目したいと思います。
つぎに礼さんと舞空さんが同じ舞台に立つのはタカスペと年明けの『RRR』ですね。
5年目に突入する『ことなこ』楽しみにしています。