礼真琴が語る舞空瞳への本音・”ことなこ”の関係に思う

星組『記憶にございません/ティアラアスール』のブルーレイ販売が発表され一安心。

と思ったらお芝居の音源が一部差し替えになるかも?とのこと。

あらら、きっとフラメンコのシーンですよね。

暁さんの素晴らしい歌が差し替えになったらショック。そうならないよう祈る思いで続報を待ちたいと思います。

そして話題になっている舞空瞳さんと礼真琴さんのGRAPH対談記事を読みました。

舞空瞳✕礼真琴 本音の対談に思う

礼真琴と舞空瞳の関係に思う

舞空さんが自身のサヨナラ対談の相手に指名したのは、もちろん相手役の礼さん

ふたりのトークは舞空さんの初舞台の思い出にまでさかのぼり、首席同士だからこそ分かりあえる話や、花組時代の印象、

初めて星組生の前で挨拶する前日にふたりで深夜ドライブしたという貴重なエピソードまで、新たに知る”ことなこ”でいっぱい。

いまでこそ星組のプリンセスの舞空さんですが、相手役の化粧前にお花を飾り、そのお水を毎日交換するのが娘役の心得という組からやって来た彼女が、体育会系の星組で居方がわからず空回っているように見えた時期もありました。

トップ就任と同時にコロナ禍に突入という、研4の若きトップ娘役が背負うには重すぎる試練を礼さんとともに乗り越え、

その後も度重なる公演中止や礼さんの休養期間がありながらも、組子の先頭に立って突き進んできた舞空さんに宿ったトップとしての貫禄。

礼さんからも「私から離れたところでなこちゃん(舞空)が輝く姿を見れて嬉しかった」と言われるくらい頼もしい存在になりましたね。

どのコンビよりも師弟感が強かった”ことなこ”の関係が、任期後半で大きく変化したように思うのは私だけではないはず。

そして、涙なくして受け止められない礼さんの言葉が…

礼真琴「申し訳なかった」

「宝塚が大好きで娘役に誇りを持っているなこちゃんが宝塚らしい王道の作品に挑戦し、夢を実現できて良かったなと。私とではそれが叶えられず申し訳なかった」

宝塚において男役トップに合わせた演目が上演されるのは当たり前のことですが、礼さんは舞空さんの想いを知っているだけにずっと気にされていたのですね。

正直、ファンとしても、子持ちの未亡人だったり、不貞をはたらく王妃だったりがつづいたときには「いつ正統派なヒロインが見られるの?」と憤ったときもありました。

けっきょく退団公演も大きな息子がいる不倫妻で、もう1作退団を遅らせたとしても王道ヒロインンとはかけ離れた つばき(『阿修羅城の瞳』)だったわけで…

いまさら言っても仕方がありませんが、コロナの影響で流れた作品って何だったんでしょうね。

残り少ない時間

とファンの欲は尽きませんが、記念すべき110周年を牽引し、宝塚史に名を残すトップコンビとなった”ことなこ”。

最後に礼さんからティアラをつけてもらって本物のプリンセスになるあの瞬間、舞空さんの嬉しそうな顔ったら。

礼さんの笑顔も優しくて、本当に尊い時間です。

もしかしたら誰よりも舞空さんの可憐なヒロイン姿を見たかったのは礼さんだったのかも!なんてね。(竹田先生、名シーンをありがとう)

様々な荒波を乗り越えて、いまとても穏やかに見える礼さんと舞空さん。ほんと素敵なコンビになりましたね。

12月1日の大千秋楽まで共に充実した時間を過ごしてほしいなと思います。

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