ブログの更新が追いつかないほど劇場とお茶会通いに奔走した星組公演期間。
ついに礼真琴さんが本拠地宝塚大劇場をご卒業され一区切りついたものの、一夜明けた本日もまだまだ放心状態です。
礼真琴大劇場千秋楽感想
良い千秋楽でした
それにしても良い千秋楽でしたね。
お天気にも恵まれ 舞台機構もトラブル無し!
心配されていた礼さんの喉も良好で、『BIG FISH』の熱唱に心揺さぶられ、客席降りで駆け回ったあとでもブレない声に感嘆しました。
6年という長いトップ期間のなかで何人もの退団者を送り出してきた礼さんが、自分の番となると、まったく言葉が出てこない、いえ、周囲への感謝の言葉しかでてこないのが誠実なお人柄の表れ。
思い返せば 超御曹司としてトップになるべく育成されてきた礼さんでしたが、そのトップ人生は決して順風満帆ではなかったように思います。
礼真琴のトップ人生を思う
その苦難はトップ内定のタイミングで出た週刊誌報道から。
あの報道で深く傷ついただけでなく、前トップである紅ゆずるさんの退団公演中ということで、どれだけ申し訳ない思いをしたか、激ヤセした姿が忘れられません。
そしてトップに就任した矢先のコロナ禍、公演中止の嵐。
2番手ぼかしによるトップ出番増の負担、余儀なくされた長期の休養。
別箱は連続で相手役と離されたあげく彼女は1作前退団。自身の退団公演に相手役(トップ娘役)なし。
とまぁ劇団が礼さんに長期でトップを務めさせる気マンマンだった割には、コロナ、休養、事件という予期せぬ事態が起こったにせよ、行き当たりばったり感が否めず。
【余談】作品に関しても天下の礼真琴に新作1本物ミュージカルがなかったことが不可解でなりません。
いま、充実のとき
といろいろ思うところはありますが、最後の公演に自身が大好きな新感染の演目を次期トップの暁千星さんと楽しそうに演じているのを見て、これで良かったんだなと。
「東京であと6週間あると思った途端、涙がひっこんだ!」と笑わせていたけれど、公演できることが嬉しそう。本当にいま充実しているのですね。
組子たちからの尊敬の眼差しとファンの応援に包まれて、東京公演も元気に駆け抜けてほしいと思います。