退団発表から一夜明け、
本日9月24日、星組トップスター・礼真琴さんの退団会見がありました。
真っ白のスーツに身を包んだ礼さん。
首元のハイネックがどことなくスポーティーで、いまにも踊りだしそうな雰囲気が”らしい”なと。
星組トップスター・礼真琴の退団会見を受けて
本当は10作だった説
月城かなとさんの「5作をゴールに!」、
芹香斗亜さんの「3作と決めていた」のように、
トップスターは誰しもが就任当時から去就を意識すると思います。
当然、礼さんも例外ではありません。
退団会見で、「宝塚歌劇110周年という記念すべき年を自分なりにまっとうしてから卒業したいという思いが自然に出てきた」と語ったように、
2025年をゴールと定めてのもろもろ(休養期間や演目)の調整だったと思います。
【小声】公演数ではなく年月で区切っていたのならば、やはり当初の予定では10作だったんでしょうね。幻となった1作が何だったのか気になります。
退団を世間に公表できたことで、ひとつ大きな荷物を降ろしてホッとされたのでしょう。
退団会見の礼さんの笑顔は過去イチ穏やかで、ホワホワと柔らかく、まるで赤ちゃんのようでした。笑。
舞空瞳・組子への思い
こういう場で本音を語るのも礼さんらしい。
男役として経験を積みたい時期に立て続けに娘役をやることへの焦り、コロナ禍で直面した戸惑いと悔しさ、
そして相手役・舞空瞳さんへの思い。
礼さんが舞空さんに退団を告げたのは『記憶にございません』のお稽古中だったとか。
トップコンビ同時退団が主流の星組において、トップコンビの別々退団→やもめ退団は、多くの組子が初めて経験する異例の事態です。
ゆえにおふたりは「わたしたちがいま星組に何ができるか、何を残せるのか、これでよかったんだとみんなに思ってもらえるように精いっぱい頑張ろう」と話し合われたそう。
別れのときを前にさらに深まったふたりの絆。
そんなステキな関係性がにじみ出た『ティアラアスール』の裸足のダンスやデュエダンは、まさに『ことなこ』の真骨頂。
あまりにも尊くて、胸にこみ上げるものがあります。
95期への思い
そして礼さんといえば95期の首席。
次期雪組トップが決まっている朝美絢さんへの激励として「自分が残せるものを全て朝美絢に託したい」と。
同期への愛あることばにグッときました。
朝美さんも嬉しいでしょうね。
【小声】おそらくこの言葉は(宙組次期トップであろう)桜木みなとさんにも向けられていますよね。
で、「武道館をやるので組子は薄々(わたしの退団を)気づいていた~」とか、
「ファンの皆さまには感謝しかありません。おいしい物を食べに連れて行ってあげたいぐらい~」とか、
こんなに和やかな宝塚の会見はひさしぶり。
尊敬する柚希礼音さんの話しになると、
「まさか私も柚希さんと同じ武道館でコンサートをさせていただけるとは!」と、下級生のころのように無邪気になるのも可愛いですね。
もう二度とこのステキな笑顔が曇ることがありませんように。
これから礼さんには、自分の幸せを第一に、残りの宝塚人生を全うしてほしいなと思います。
正直いまはまだ礼さんの退団も、
礼さんががいない宝塚も想像できませんが、
そのときまで悔いのないように、
東京公演では礼真琴&舞空瞳トップコンビの集大成を見届け、そのあとは来年8月10日のラストデーまで礼さんを全力で応援したいと思います。