本日は月組バウ『雨にじむ渤海』の一部配役とポスターが公開されました。
【主な配役】
テ・インソン/礼華はる
セウォン/彩海せら
ポスターの破壊力と平松先生の「萌え」センス
このポスター、最高にステキですね。
先行画像の孤高な姿から一転、彩海さんに心を開いたような礼華さんの優しい表情。その礼華さんの肩に彩海さんがもたれて眠るという、まさに悶絶級のトキメキが詰まったビジュアルは、SNS上で「BLチック!」と話題になっています。
本当にBLなのかどうかは分かりませんが、とにかく演出の平松結有先生のファン心理を掴むセンスに脱帽!
過去にも『にぎたつ』で見せたデコボコ身長差コンビの「少女漫画的萌え」は、多くのファンの心を射止め、主演の極美慎人気に拍車をかけましたし、今回の『パレ』にも期待たかまります。
ただ一方で、この熱い男役同士の物語が、もしヒロイン不在の「男の友情」に特化していたとしたら、出演される娘役さんたちの活躍の場が少なくなるのでは、という懸念も。
バウホールは若手が成長する貴重な場所なので、どうか、娘役さんたちにもキラキラと輝ける、光の当たる役どころがあることを願っています。
なぜ?「ぱるあみ」供給過多
そして、深読みしてしまうのが、「ぱるあみ」コンビの「供給過多」についてです。
『月の燈影』に若手ユニット『MooZinG』、そして今回の『雨にじむ渤海』と、ここまで短期間で濃厚な絡みが続くのは、いったい何故?
どう考えても研10を超えたお二人をこれほどまでにコンビプッシュするのは、単なる好評による再登板だけではなさそう。
主演を重ねることは喜ばしいことではあるけれど、それが東上ではなかったことで、礼華さんの「路線」スターとしての今後の展開がさらに繊細な時期に入ったのは事実。
と同時にそのあとに続く彩海さんの先行きまでも混沌としてきましたし、
それぞれ同期の縣千さん(101期)や天飛華音さん(102期)が東上を果たすなか、ぱるあみをコンビ売りしてステイさせる月組ファンの もどかしさったら。
そんなデリケートな時期だからこそ、『雨にじむ渤海』が宝塚史に名を刻む名作となり、礼華さんの未来を力強く後押ししてくれることを願っています。
そしておそらくこの作品がターニングポイントとなるであろうお二人を、心から応援したいと思います。
頑張れ、礼華さん、彩海さん!