星組「RRR」新人公演感想&ラージャマウリ監督ご観劇(昼公演)

予定より約2週間遅らせての上演となった星組『RRR』新人公演。

主演の大希颯さんのご挨拶にもありましたが、なにはともあれ新公メンバー全員で舞台をつとめあげられたことは本当に良かったと思います。

星組の下級生の有志を配信で見届けましたで感想を記したいと思います。

大希颯、乙華菜乃、御剣海

『RRR』という世界的に有名な作品で新公初主演を果たした大希颯さん(105期)。どれほどのプレッシャーと不安だったでしょう。

休演明けで体調を心配しましたがナートゥダンスも槍を振り回しての立ち回りも見事にやってのけ一安心。落ち着いた芝居運びと表情の豊かさ、拷問シーンの歌は心に訴えかけるものがあり、大物の片鱗を感じました。ただ高身長ゆえ礼真琴さんの動きを真似すると姿勢が悪く見えてしまうのが惜しい。このあたりは新公が東西2回あれば改善されたでしょうに。簡潔なご挨拶も好印象でした。

2番手のラーマを演じたのは御剣海さん(104期)。『1789』につづき2作連続で暁千星さんの役に挑戦。

さすが場数を踏んできただけあって後半につれて集中力がさらに高まり、芝居が深まっていったのは流石でした。小顔でスタイルがよく立ち姿も美しい。大希さんと1期しか離れていませんが、アニキと呼ばれるにふさわしい器の大きさがにじみ出ていて良かったです。次回は主演が回ってくるといいですね。

本役をなぞる人が多いなか、良い意味で我道を行ったのがヒロインの106期の乙華菜乃さん

どこまでも明度の高い舞空ジェニーとは違い、ところどころ陰を感じさせる乙華ジェニー。同じ人物でも演じる人が変わればこんなにも印象が違うのかという嬉しい驚きは、本役と新公を見比べられる宝塚の醍醐味ですね。芝居も歌も安定していて初ヒロインとは思えない度胸、素晴らしかったです。

その他のキャスト

個人的MVPは瑠璃花夏さん(103期)
本公演では子役(マッリ)を演じているのに、非情な総督婦人への豹変っぷりがスゴイ。(褒めてます)『威風堂々』は劇場中に声が響いているのが配信でも伝わってきました。生で聞きたかったな~。

3番手の稀惺かずとさん(105期)
スター性のある人にイギリスの色男(ジェイク)なんてやらせたら、そりゃあステキに決まってますよね、舞台上に落ちていた帽子を拾おうと2回チャレンジしたのが映っててカメラさんナイス。ナンバーが無かったことが残念ではありますが、ジェイクの出番の無いときはバイト三昧で役の幅は広がったかなと。

107期の和波煌さんは悪役エドワード(碧海さりお)を大健闘。
上級生相手にひるまず凄みを効かせ、この学年にして悪役が板についていました、滑舌が良いのが強み。最後、矢で射られる瞬間もバッチリ映っていて良かったね。今後いろんな役が見てみたい。

配役を見たときに「次期トップ候補に歌唱枠?」と驚きを隠せなかった詩ちづるさん(105期)のSINGER女。これがまぁ素晴らしかったです。さらに若手だと、大希颯さんの休演中に代役を務めた珀亜れいさん(108期)と、『ディミトリ』でヒロイン経験済の藍羽ひより(107期)が良い表情していて目に留まりました。

ラージャマウリ監督・星組『RRR』ご観劇

新人公演が行われた本日3月20日。

なんと昼の本公演を『RRR』の監督・ラージャマウリ氏がご観劇されたそうです。

もちろんナートゥダンスは大盛りあがり。

ラスト銀橋からビームとラーマがはける直前、礼真琴さんと暁千星さんが銀橋中央で合唱したあと、客席に向かって礼さんがご挨拶

「皆さま!本日は世界的映画監督のラージャマウリ監督がいらしています。(客席大拍手)このまま30分くらいお話しさせていただきたい感じですが…笑。ぜひ2幕のショーもお楽しみください」

客席の盛大な拍手に監督は立ち上がって応えていたのだとか。

星組の皆さん嬉しかったでしょうね。

宝塚で『RRR』を実現させるためにインドまで監督に会いに行ったという谷先生も。笑

さて新人公演も終わり、明日から4月6日の千秋楽にむけラストスパート。

ケガも体調不良もなくみんな元気に駆け抜けられますように。

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