2023年11月8日(水)は星組大劇場公演『RRR×TAKA”R”AZUKA~√Bheem~』の集合日でした。
礼真琴さんが復帰し、お稽古がスタートしたことへの喜びと安堵。
そして退団者の発表に悲しみが広がっています。
星組退団者
大輝真琴(91期・研19)
天華えま(98期・研12)
彩園ひな(101期・研9)
侑蘭 粋(103期・研7)
星組『RRR』退団者発表
天華えまの退団に思う
天華えま(98期・研12)
天華さんといえば、新人公演時代の勢いは凄まじく、トップの退団公演やお披露目公演の主演を独占。
北翔海莉さんの退団公演『桜華に舞え』で新公初主演。
紅ゆずるさんのお披露目公演『THE SCARLET PIMPERNEL』と、退団公演『Another World』で2回目、3回目主演。
3拍子そろった実力と下級生らしらぬ落ち着きで、タイプの違う3役を軽々とやってのけ、本当にスゴかったです。
ところが新公を卒業したあたりから抜擢が止まり、2期下の極美慎さんの追い上げと、超路線の同期、暁千星さんを迎えることになります。
複雑な思いはあったでしょうけれど、しなやかに独自路線へと移行して、いろんな魅力を発揮するようになったように思います。
その実力を大いに発揮、レベルの差を見せつけたバウ公演『Stella Voice』。
そして今思えば、このときに天華さんが下級生にかけたことばが意味深だったんですよね。
「君たちには輝かしい未来が待っているんだ」。
『1789』での退団は回避しましたが、出演することが夢だったという『ME AND MY GIRL』を終えた段階での退団発表となりました。
【余談】『ME AND MY GIRL』のNOW ONで、水美さんだけではなく同期の暁さんも立て、全方向に気遣いが行き届いた天華さんのトークに感心しきり。賢くて気遣い屋さんなんだな~と。
歌えて踊れてお芝居もできる器用な人ですから退団後も舞台で活躍されるのかもしれません。
ですがまだ研12ということで、学年的にもこれからどんどん別格の美味しい役どころが回ってくるという段階での退団は残念でなりませんね。
男役最後の作品となる『RRR』で天華さんの役は…
『RRR』気になる配役
天華さん演じるペッダイヤはビーム(礼真琴)の村仲間で、ある特技を活かして仲間のピンチを救うという頼もしい存在なのだとか。
下級生時代から苦楽を共にしてきた礼さんと天華さんの関係が役とリンクして胸アツです。
同じく村仲間の天飛華音さんと稀惺 かずとさんとの絡みも楽しそう。
そしてもうひとつ気になる配役は…詩ちづるさんが暁さんの許嫁(シータ)だということです。
『1789』につづき、またまた元月組カップル。
芝居の相性が良くお似合いなので嬉しい配役ではありますが、
もし将来トップコンビになるなら、(某組のコンビのように)それまでにあまり多く組ませない方がいいのでは。(無粋ですね。すみません)
礼真琴復帰!
8月『1789』東京千秋楽を終えたあと、礼さんが休養期間に入っている間にいろんなことがありました。
柚香光さん、星風まどかさん、月城かなとさん、海乃美月さんの退団発表。
そして生徒の自死という宝塚の歴史のなかでも最も悲しいできごと。
とんでもなく長く感じた2か月でした。
そしてかつて礼さんも標的にされた週刊誌報道は、いろんなネタを引っ張り出して続いています。
本日報道された文春第6弾では、またもや宙組トップの名前が。
生徒がここまで酷い書かれ方をしているのに 劇団はまた だんまりを決め込むのでしょうか。
宙組は調査中で、雪組は公演実施の発表を待っている段階。月組は満身創痍で代役公演中。
そんな状況で花組は別箱の稽古、星組もお稽古がスタートしたわけですが、
安心してお稽古でできる環境が整えられていることを願うばかりです。
そして休養期間を経てさらにパワーアップした礼真琴さん率いる星組の舞台を、心から楽しみにしています。