宙組特別公演『Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-』
本日初日を迎えました。
8ヶ月ぶりの宙組公演
お悔やみも追悼もなし
初日直前にポスターが公開されたり、トップコンビの囲み取材が見合わされるなど、慎重を期して行われた宙組大劇場公演。
開演前に理事長のあいさつがあったそうですが、お悔やみも黙祷もなし。
公演が中止になったことや演目変更についてのお詫びと、宙組生がどれほどの覚悟をもってお稽古してきたかを述べるに留まったそうです。
芹香さんのご挨拶もそうですし、台本を読んでいるのが丸バレなトップ&組長の『お稽古場情報』しかり、
見えない圧力を感じたのは私だけではないはず。
まさか「あのことに触れてはならない!」とお達しでもあった?と疑いたくもなります。
幕が開くと、「ル・グラン・エスカリエ-」というタイトルどおり、大階段からスタートし、
芹香斗亜さんにスポットライトが当たると、客席から割れんばかりの拍手が起こったとか。
そのあとは約80分にわたって宝塚の名曲が歌い継がれ、本編終了。
カテコは2回の予定でしたが、緞帳が降りても拍手が鳴り止まず。
ふたたび緞帳が上がったところで、
芹香さんが「本日は本当にありがとうございました」と深々とお辞儀をして終演となりました。
瑠風輝・3番手羽根を背負う
そしてこんな時でも人事を動かすのが宝塚歌劇団。
宙組『Le Grand Escalier 』
【階段降り】
愛未サラ(エトワール)
↓
泉堂成 亜音有星 大路りせ
↓
風色日向(肩羽根) 山吹ひばり
↓
鷹翔千空(肩羽根) 天彩峰里
↓
瑠風輝(3番手羽根)
↓
桜木みなと(2番手羽根)
↓
春乃さくら(トップ娘役羽根)
↓
芹香斗亜(トップ羽根)
瑠風輝さんが3番手羽根を背負いましたね。
瑠風さん(98期)は新公主演を4回も務める超路線でありながら、階段一人降りに入れられたり外されたり…
ヤキモキした時期もありました。
しかし『カルトワイン』の2番手役で実力を知らしめ、東上初主演公演『大逆転裁判』の成功で躍進!
たった3公演ではあったけれど、『スカイファンタジー』では3番手として堂々たる舞台姿を見せてくれました。
そして晴れて『ル・グラン・エスカリエ』で3番手羽根!
おめでとうございます。
初日を見た人の感想によると、さらに瑠風さんの歌唱力がアップしているとのことですので、公演がストップしている間も努力されたんでしょうね。
近年、とにかく出し渋りがひどい3番手羽根。
退団公演でやっと背負った和希そらさん(96期)。
風間柚乃さん(100期)や聖乃あすかさん(100期)は背負わずに次作から2番手に昇格しそうです。
3番手羽根は公演によって着けたり外したり自由自在なのですから、気前よく背負わせてあげたらいいのに。
とはいえ、背負う背負わないに意味があるのがスターの羽根。
瑠風さんを羽付き3番手としたことで、今後の人事にどのような影響があるのか気になるところ。
宙組再開を機に、いよいよ組替えが行われるかもしれませんね。
何事もなく
あれから9ヶ月。
たくさんの人のいろんな思いを抱えてスタートした宙組公演。
なにはともあれ無事に初日の幕が開き、なにごともなく幕が降りたようでホッとしました。
明日観に行く予定ですので、観劇後に公演の感想を記したいと思います。
【追記】『ル・グラン・エスカリエ』感想記しました↓