東京ブリリアホールでは芹香斗亜さん&春乃さくらさんトッププレお披露目公演が行われています。
昨日、ついに前トップコンビがご観劇されたそうでが、なんと!
潤花さんが会場を間違えて1幕遅刻というハプニング!笑
2幕は無事にふたり並んで観劇され、舞台に向かって大きな拍手を送っていたそうです。
芹香さんも組子たちも嬉しかったでしょうね。
芹香斗亜・はじまりの時
『エクスカリバー』のお稽古中に収録された『はじまりの時』、芹香さんが語った本音が印象的でした。
芹香「2番手羽根を背負ったときから次はあそこ(トップ)しかないと思ってやってきたので就任が決まったときは嬉しかった。私には特別な何か才能があるわけじゃないからこんなに時間がかかったんだと思う」
2番手就任からトップになるまで8年。その理由を芹香さんはこう分析されていますが、本当にそうでしょうか。
芹香斗亜のこれまで
芹香さんは配属された星組でのびのびと下級生時代を過ごしました。
しかし真風涼帆さん、礼真琴さんらひしめく路線スターを分散させるカタチで花組に異動。
花組でバウ主演も果たし、新人公演(計4回主演)を卒業したあと研9で2番手昇格。
『カリスタの海に抱かれて』で、いきなり2番手羽根を背負い鮮烈なデビューを果たしました。
いま思えば芹香さんはこのときに『次はトップしかない』と覚悟を決めたのですね。
しかし『Ernest in Love』『ME AND MY GIRL』で番手下との役替りがつづいたり、バウから東上まで4年もかかるなど、決して扱いの良い2番手だったとはいえません。
そして真風体制に伴う人事異動で宙組にスライド。(おそらく『ポーの一族』上演も関係)
で、ここからが長かったわけですが、その理由は芹香さんが言う「私には特別な何かがあるわけじゃないから」ではないように思います。
真風さんの会見でもあったようにコロナ禍による調整と、劇団の95期推しの影響。
誰よりもはやく2番手になったのに95期トリオ(礼&柚香&月城)&同期(彩風)に先を越され悔しかったでしょう。
芹香斗亜の本音
いろんな経験を重ねて上級生になったいま、下級生へ伝えるということの重要性を感じているのだとか。
芹香「わたしは何かすごいもの(才能)がないぶん、すごく努力したから下級生がいま何に悩んでいるのか分かる。だから手助けしてあげたい」
芹香さんとは違い(真ん中)経験が浅い春乃さん。
春乃さんが注目され始めたのは2021年「Hotel Svizra House」のシルヴィ。
そしてそこから突然『春乃さくら推し』が本格化し、『デリシュー』エトワール、『NEVER SAY GOODBYE』新公初ヒロイン、『カルトワイン』東上初ヒロイン。
そうしてわずか1年あまりの急ピッチでトップになったわけですが、そんな春乃さんに対して芹香さんの本音は、
芹香「彼女がいま大変な状況にあるのは分かるんですけど立ち向かってもらうしかない。どう乗りこえてくるのか期待しています」
熱心に指導する芹香さんと 期待に応えようと努力を重ねる春乃さんの様子が目撃されています。
桜木「芹香さんはいろんな術をつかって ありとあらゆる事を春乃さんに教えていて 彼女もよく頑張ってる」
トップコンビに期待しているのはファンだけでなく、組子たちもだそうです。
対談の最後に芹香さんが春乃さんにかけた言葉がとてもステキなんです。
「自分を信じ、お互いを信じて頑張っていきましょう!」
これ以上 心強い言葉はありませんね。「はい」とこたえる春乃さんの笑顔が輝いていました。
新生宙組は宝塚歌劇初となる韓国ミュージカルの上演を成功に導き、順調なスタートを切りました。
満を持してトップになった芹香さん率いる宙組がこれからどんなステキな組になっていくのか楽しみにしています。