果たして宙組はこれからどんな道を進むことになるのでしょうか。
宙組公演について
いつ再開?
まずは公演についてですが、ここでは公演を再開することの是非は置いておいてお話ししたいと思います。
劇団はこの期に及んでもまだ 行き当たりばったりな印象。
『生徒が安心して宝塚大劇場の舞台に立つ環境が整うまでは、公演の再開は難しい』と大劇場公演を全日程中止にしたものの、
予定どおり東京公演のチケットを販売して再開に意欲的な姿勢をみせています。
しかし、先日公開された『デジタルカタログ』では掲載しないといけない公演を載せていない不思議。
主演・芹香斗亜、春乃さくら
『Xcalibur エクスカリバー』
博多座 /2024年2月25日(日)〜3月3日(日)
梅芸/2024年3月16日(土)〜3月26日(火)
主演・風色日向
『MY BLUE HEAVEN -わたしのあおぞら-』
バウ/2024年3月6日(水)〜3月17日(日)
友の会の先行発売時期を考えると、この回のカタログに宙組別箱の詳細が掲載されていないといけません。
しかし載せていないということは、
チケットは売ったものの 東京公演実施のメドは立っておらず、つづく別箱もできるか分からない状況だと捉えるのが自然です。
それだけヒヤリング調査に時間がかかり、内情は深刻なのかなと。
何十人という退団希望者がいると伝えられていますし、それが事実であれば 組の存続すら危うく、公演どころではないでしょう。
だけどこればっかりは強制して舞台に立たせるわけにもいきませんので、自らの意思で宝塚を去る人を黙って見送るしかありません。
そして別箱からのスタートというのは考えにくいので、
もし『パガド』が東京も中止になった場合、
つぎに宙組公演が行なわれるのは、次回大劇場『FF』からということになるのではと思います。
芹香斗亜の進退
茨の道
ジェンヌ人生の約半分の年数を2番手で過ごし、ようやくトップに就任した芹香さん。
しかし今回のことで、はやくもその進退に注目が集まっています。
予め決められていた任期を全うするのか、それとも早期退団か、
どちらを選んでも茨の道ですね。
なんであれ個人的には芹香さんの決断を受け入れ応援するつもりです。
もし仮に早期退団だった場合、だれが宙組を継いで再建するのでしょうか。
落下傘か、組内昇格か。
落下傘か組内昇格か
花組は永久輝さんが、月組は鳳月さんが、雪組は朝美さんが、それぞれの組でトップ昇格が濃厚。
専科だと凪七さんが宙組に縁がありますが、すでに研21という高学年。
水美さんだと桜木さんと95期問題勃発!
つまり落下傘できる人がいないということです。
なので結局のところ芹香さんが短期であろうとなかろうと、次期は組内昇格が濃厚で、
『宙組初の生え抜きトップ』として育てられた桜木さんに変わりはないのかなと。
とはいえ、何をするか分からないのが宝塚歌劇団。
人事に対する懸念
人数調整のための組替えは避けられないとしても、トップはもちろん、幹部や若手においても、
他組や専科を巻き込んだ『とんでも人事』が行なわれないことを祈るばかりです。
そして週刊誌に対するコメントの代わりに 彩風さんの退団を匂わせるような雪組別箱の発表をぶつけて視線をそらすなんてことをせず、
二度と悲劇が起こらないように、徹底的な調査と、その調査結果の扱いも含め、今度こそ誠実な対応を願います。