ことしは3組のトップ交代があるので、情報が出るたびに 喜びや期待と同時に寂しさや切なさがこみ上げてきて、感情がいそがしいですね。
本日3月15日は彩風咲奈さんの退団公演となる雪組『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』の一部配役と先行画像が出ました。
彩風咲奈フェルゼン・夢白あやマリーアントワネット
サイトを開くと、白と組カラーのグリーン軍服が見目麗しい彩風さんと、ゴージャスな真紅のドレスに負けない美を誇る夢白さんが目に飛び込んできてドキッ!!
初演から半世紀が立ち、いつしか宝塚古典と言われるようになった『ベルサイユのばら』ですが、
おふたりの洗練されたビジュアルに、令和版の新鮮なベルばらを期待したくなります。(演出新しくならないかなぁ。小声)
ところでわれわれが一番知りたいのはオスカルとアンドレが誰かということですよね。
ふつうに考えて朝美絢さんがオスカル、縣千さんがアンドレだと思うのですが、なぜ同時に発表しないのでしょう。
オスカル&アンドレ・役替りはあるのか?
過去のベルばらは役替り祭り
誰もが予想できるオスカルとアンドレの配役を出し渋られると、
「もしかしてまだ役替りの可能性があるかも?」と期待してしまうのがファンの性というもの。
だって『ベルばら』は過去にたくさんの役替りを行ってきた演目ですから。
その中でも2013年に行われた雪組フェルゼン編(主演・壮一帆)は、
他組のトップが日替わりで特別出演するという豪華なもので、大いに盛り上がりました。
オスカル・早霧せいな、凰稀かなめ
アンドレ・柚希礼音、龍真咲
当然、役替り公演のチケットは争奪戦となり、たった一週間しか行われなかった『凰稀カル✕柚希ドレ』を生で見られたことは、わたしの宝塚ファン人生の中でもベスト5に入る幸運です。
ちなみに彩風さんはアランを彩凪翔さんと役替り、月城かなとさんは農民役、小公子を演じた永久輝せあさんは当時研3だったというから、時の流れを感じます。
専科スターの特出に期待
役替りはファンが楽しいだけではなく、舞台写真やブルーレイなどの売上も伸びるでしょうし、
他組から特出ともなれば、その演技を間近でみられる組子たちの学びも大きく、全方向に良いことばかり。
なのでもしかしたら2024年版も110周年の目玉として、他組のトップによる役替りが計画されていたのかもしれません。
しかし労働問題もあり現実的ではなくなりました。
だったら専科スターを入れてスケジュールを組むのはいかがでしょうか。
オスカル・朝美絢、凪七瑠海
アンドレ・縣千、水美舞斗、瀬央ゆりあ
さすがに総当りはお稽古が大変だと思いますので、AとBとCの3パターンくらいだと95期の同期共演も見られますし、良い感じではないでしょうか。
凪七瑠海さん、水美舞斗さんは『ベルサイユのばら50』にも出演されるので、お稽古の負担も軽減されるでしょうし。
組内の役替りあり得る?
と、楽しい想像は膨らみますが、
元も子もないことを謂いますと、今回はトップの退団公演ゆえ、特別出演は無しで 組子だけで公演を行う可能性が高いと思われます。
となるとなおさら朝美絢さんのオスカルや縣さんのアンドレは固く、おのずとそれ以下の配役も決まるというもの。
【2024年版・配役予想】
オスカル・朝美絢
アンドレ・縣千
アラン・華世京
ジェローデル・咲城けい
もし役替りがあったとしても縣さん、華世さん、咲城さんあたりで、組内で回すのかもしれませんね。
現トップスターの退団公演であり次期体制を図る上で大切な本作。
縣さんがアンドレを演じて次期2番手に弾みをつけるのか、朝美さんが2番手ラストをポスターinして締めくくるのかも含めて、今後の発表を楽しみに待ちたいと思います。