雪組公演のチケットは売れ行き好調で、涙を飲んだファンも多いはず。
しかし、公演前日になって公式ウェブサイトに大量のチケットが突如として「出戻り」販売されるという現象が起こりました。
これは一体どういうことなのでしょうか。
宝塚歌劇・戻りチケットの謎
団体キャンセルか!
この大量のチケット出戻りの背景として、現在世間で流行しているインフルエンザや感染症の影響が強く推測されます。
宝塚大劇場は、修学旅行や学校行事の一環として「学校団体」による観劇が多く、特に平日の公演でその傾向が顕著。
学校団体での観劇は、事前にまとめて予約が確保されていますが、集団感染などでやむなくキャンセルとなるケースがあるのが現実です。
今回はまさにその団体キャンセル分が、公演前日に公式の販売ルートに再放出されたのかもしれません。
それは仕方がないとして、みなさんご存知の通り、宝塚のチケットは一度完売すると、公式のリセールシステムや、ごく稀な「戻りチケット」を除き、手に入れるのは至難の業です。
もちろんチケットが買えたファンにとっては朗報ですが、そもそも宝塚における「戻りチケット」って何ぞや!
不透明なシステム
そうなんです、「戻りチケット」に関してふんわりとしたイメージはあるものの、
個人分にせよ、団体分にせよ、具体的にどのようなルートで購入したチケットがキャンセルされた後に「戻りチケット」として扱われるのか不透明で、だれも説明できないんです。
リセールなら公式で購入した人が行けなくなって手放したんだと理解できますが、「(一般)戻りチケット」の出どころは本当に謎。
システムがブラックボックス化していることで、「チケット争奪戦」にファンが疲弊してしまうんですよね。
またいつか宝塚歌劇を
とはいえ、余ってしまったチケットをファンクラブに下ろすのではなく、「戻りチケット」として公式で出す判断は間違っていませんし、
今回の「ラッキー」によって、一度は観劇を諦めていたたくさんのファンが、夢白あやさんの退団公演という貴重な公演を観られたことは良かったと思います。
にしても、前日にこれだけの(100枚以上)戻りなんですから、SNSに頼るのではなく公式でお知らせしてもいいようなもんですけど。。
とにかく完売して良かった。(あっ、いま公式を覗いたらチラホラ平日の戻りチケット出てましたよ!お早めに!11月5日22時47分時点)
そして今回観劇できなかった方々には、またいつか宝塚歌劇が見られるチャンスが巡ってくることを願ってやみません。
気温がグッと下がりましたので、皆さまもどうぞご自愛ください。