昨日の初日公演があまりに素晴らしくて、感動の余韻につつまれながら劇場をあとにしました↓
そして迎えた公演2日目。
宿泊先の宝塚ホテルで11時公演を観劇するために出かける準備をしていると、
周囲の部屋から「ぎゃ~っ!」「えーーっ!」という大きな声が聞こえてきて、なにごとかと。
星組公演「1789」公演中止発表に衝撃
「6月3日、11時公演ならびに15時30分公演を中止とさせていただきます」
初日の最高のパフォーマンスを目の当たりにしていただけに信じられませんでした。
ホテルには週末観劇のために宿泊している星組ファンも多く、神妙な顔でチェックアウトの列に並んでいる人、目に涙をうかべ仲間と慰めあっている人など、重い雰囲気。
駐車場に停まっている3台の観光バスを見て『団体さんは観劇がなくなってこれからどうするんだろう』と心配したのを覚えています。
あとから聞いた話だと有沙瞳さんの地元(三重)の応援団が乗ったバスだったのだとか。やるせないですね。
ホテルを出て劇場に向かうと、入り口で『公演中止』の紙をもったスタッフさんが立っていて、あぁ、現実なんだとやっと事態を飲み込めました。
なんとなく劇場から離れがたくて場内に入ると、公演が中止になったにも関わらずレストランもキャトルレーヴも人、人、人。
いつもなら人混みを避けますが、今日ばかりは同じ気持ちの人たちに囲まれることで心に落ち着きを取り戻しました。
で、レストランで公演ランチを食べ、キャトルで買い物をし、宝塚の殿堂まで見て帰宅。(シャンシャンを持っての写真撮りがOKになり、ジャガービートのもふもふシャンシャンに行列ができていました)
公演中止に思うこと
冷静になって振り返ると
冷静になって振り返ると、初日の開演時間の変更があった時点で『ただごとではない』と悪い予感がしましたよね。
複数の休演者が出ることも代役公演になることも覚悟しました↓
しかしいざ当日、午前にマスコミをあつめて舞台稽古&会見をし、15時30分には1人の休演者もなく初日の幕があがり大盛況。
何度も言いますが、それはそれは素晴らしい舞台でしたよ。
だけど正直…(以下、個人的主観です)
大人の事情
ぶじに初日を終えられて良かった良かった!の裏に『大人の事情』が隠れているような気がしてなりません。
報道陣に公演の記事を出してもらうために、スポンサーの顔を立てるために、放送用の公演記録を撮るために、なにがなんでも初日の幕を上げなければならなかった。
そのために生徒に無理をさせたと思いたくありませんが、公演時間の変更も翌日からの公演中止も違和感が残ります。
だって、体調不良者がみんな初日だけ奇跡的に回復?
2日目から公演中止になったのに初日だけ全員元気?
まさかね。
劇団からのお知らせで「公演関係者」とボカしていたものが、「出演者」に体調不良者がいるとハッキリ公表したことにも驚きました。
初日は星組生たちの気合の入ったパフォーマンスに圧倒され 体調不良者に気づきませんでしたが、
『1789』がハードな公演とはいえ、尋常ではない汗をかいている生徒さんに目に留まり…
もし回復していない状態で初日をやらざるを得なかったとしたら、生徒さんたちしんどかったでしょうね。
そして2日目から公演中止になって本当に悔しい思いをしていることでしょう。
残念ながら6月3日~8日までの公演中止が発表されました。(9日以降の公演は6月7日18時までに案内があるとのこと)
劇団は代役公演を検討しているのかもしれませんが、無理をさせることにより、あらたな体調不良者を出してしまうことがないよう慎重な判断をお願いしたい。
星組の皆さんには とにかくゆっくり休んでほしいですね。
そして公演再開の折には また素晴らしい舞台を見せていただきたいなと思います。