全国ツアー公演再開。
バウホール公演千秋楽。
9月19日(祝)は星組にとって大変な一日でした。
星組全国ツアー公演再開
星組全国ツアー相模原公演の幕があがりました。
7名もの休演者がでたにも関わらず短期間のお稽古で再開。
こんなときこそタカラジェンヌの底力が発揮され、お芝居もショーもエネルギーにあふれた素晴らしい再開日となったそうです。
それにしてもショーだけでもすごい数の変更点ですね。
「Gran Cantante!!」変更点
「Gran Cantante!!」変更点
(間違いあるかもしれません)
・プロローグ
組長が1人で登場。
大きな掛け声で客席を笑顔にする組長さん、さすがです。
カップルダンス
綺城×詩→夕渚×詩
天華×音咲→天希×有沙
・サンセホ祭り
歌手/綺城&天華→蒼舞&遥斗
遥斗さんの声量がすごかったそうです。
・ニンジン娘
ニンジン娘は4人のみ
センターは有沙さん。
ソロは、紅咲→鳳花に変更。
・フラメンコ
歌手は/綺城→鳳真に。
「哀しみのコルドバ」
ソロ/天華→瀬央
ショーはとにかく瀬央さんが大活躍。
「バレンシアの熱い花」
歌手/紫→有沙
有沙さんの歌は復帰後とは思えないほどの大迫力。
♪野をかけ巡り~
天華→瀬央
瀬央さんはその続きで「コバルトの光と影」を歌っていました。
中詰め後のアドリブは…
瀬央「みなさま~」
舞空「お待たせー-っ」
礼「まっててくれてありがとお!(関西弁イントネーション)」
ロケットは10人。
・バイラ
舞空さんが引き連れる男役は瀬央さんと暁さんのみ。
瀬央さんが天華さんのパートもやっていました。
綺城さんの持ち上げリフトはカットで
暁さんとのデュエット長め。
歌手/紫さん→有沙さんに変更。
階段降りは、瀬央さんが3役を務めるという異例中の異例。
階段降り
暁(エトワール)
↓
瀬央・詩
↓
瀬央・有沙
↓
瀬央
↓
舞空
↓
礼
詩さんと有沙さんが歌いながら階段を降りていくなか、瀬央さんはずっと階段上で綺城さんと天華さんのパートを歌い続けていました。
瀬央さんが歌い終わってお辞儀をしたとき、客席から地鳴りのような拍手が起こったそうです。
礼さんは「7人の思いを引き受けて、人数の少なさを感じさせない舞台をお届けしたい」とご挨拶されました。
ぶじに公演が再開され本当によかったです。
あっ、「モンテクリスト伯」で暁さんが幕前に出るタイミングが遅れ、降りてくる幕が頭に当たったというハプニングがあったそうですが、大事なくて安心しました。
小池先生のお話しにもありましたが、「からだが元気になっても咳が長引き声を出すのが辛い人がいる」とのことですので↓
すべてのジェンヌさんが大事ありませんようにと祈っております。
バウ公演「ベアタ・ベアトリクス」千秋楽
先日は最前列で観劇したため、興奮気味な感想になりました↓
したがってライブ配信の感想は落ち着いて記したいとおもいます。
千秋楽ということもあり、いつもの3割増しで熱い公演でしたね。
熊倉先生の凄さとキャスト別感想
この作品を生み出した熊倉先生のすごいところは、
エヴァレット、ウィリアム、ラスキン、モリス…
登場人物は映画や舞台になるほど有名な人物ばかり。
なのにあえて、落ちぶれていくロセッティを「これからスター街道を上りつめていく」極美さんに当てて書いたこと。
才能があるからこそ苦悩するエヴァレットに「なんでもできて隙がない」天飛さんを配役したこと。
そして娘役の役を3番手までつくり、どのカップルにも重要なストーリーを持たせたこと。
生徒の魅力を引き出しつつ
この役を通じて彼女たちが大きく成長できるようにと、愛情いっぱいの見事な脚本でした。(時間配分以外は)
小桜さんは、自分も輝きつつ、男役を魅力的に見せることに長けたステキな娘役さんですね。
素直でピュアだからこそ脆いリジーを繊細に演じていました。
碧海さんは、極美さんや天華さんを見まもる友人を好演。
声色や風貌を変えて、経年を感じさせる役作りが素晴らしかったです。
ひろ香さんは、単純に良い人というワケでない複雑な人物を演じて新境地。
水乃さんの舞台女優としての妖艶さ、瑠璃さんの世間ずれしていない純粋さの対比が面白い。
天飛さんの熱演が作品を大いに盛り上げました。
そして極美さん。
劇団の期待、ファンの期待、演出家の期待を一身に背負い、見事にやってのけましたね。
圧倒的なスター性に、その他の技術が追い付いてきて、中身のつまった良い男役になりました。
と感心していたら…
カテコで星組パッションを失敗してしまい、思わず2期下の天飛さんに抱きつてしまう可愛さは、なんなんでしょう。笑
あらためまして星組さん
全国ツアー再開、バウ千秋楽おめでとうございます。
全国ツアー公演は残りあと2日間。
なにごともなくぶじに千秋楽を迎えられますように。