急にどうした!どっから沸いてきた!という件ですが、
劇団にとってもファンにとっても大切な内容には違いありません。
宝塚歌劇団公式HPの『よくある質問』の回答が物議をかもしています。
ファンアートと緞帳投稿
ファンアートのSNS投稿について
「出演者のイラストを描きました。SNSに投稿してもいいでしょうか」
劇団の回答は…「SNSを含むインターネット上への投稿、その他すべての許可のない掲載はご遠慮くださいますようお願いいたします」
つまり「ダメ」だということ。
劇団に白黒を迫ると『暗黙の了解』『グレーゾーン』は通用しません。
許可した場合に起こりえる最悪のこと(性的悪用や商用利用)を想定して、
「著作権・肖像権に関わることなのでダメ!」という回答になるのは仕方のないことでしょう。
これを受けて、(ファンアートの)アカウントを削除する人、過去投稿を削除する人、
過去投稿は残すけど新たにアップはしないと決めた人、これからも投稿しつづけると宣言する人…対応は様々です。
緞帳のSNS投稿について
「上演中以外の舞台や緞帳を撮影してもいいですか?またその写真をSNSに投稿してもいいですか」
劇団の回答は…「舞台セット(ステージ面)単体でのSNSへの掲載は、会場を問わずご遠慮ください。主たる被写体としてお客様ご自身が写っていらっしゃり、その背景としてステージ面が写り込んでいる場合は、SNS等への掲載をお断りはしておりません」
こちらも「ダメ!」とのことです。
でも大丈夫、投稿する方法はありますよ!
緞帳をバックに自撮りすればいいのです。
SNS投稿が許可されている公式アクリルカード越しに緞帳を撮ればいいのです。
ただし、そうなると「だったら、ネイル越しはOK?」「だったら、モザイクをかけたら大丈夫?」と、
『だったら沼』にハマって抜け出せなくなってキリがありません。
しかもこういうグレーゾーンは人によってジャッジが分かれるところなので、また新たな物議をかもすでしょうし、パトロール隊も出現しそうです。
ここで一旦冷静になって原点回帰すると、
緞帳、ショーのタイトルロゴ、衣装、ポスター画像など、すべてが劇団の財産なのは分かりきったこと。
なのでそれらを守るためだと言われれば、もちろん従います。
ましてジェンヌさんを守るためならば なおのこと。
ただ頭ではわかっていても、このモヤモヤした気持ちはなんだろう。(大丈夫、自分でなんとかします。笑)
暗黙のルールで成り立つ宝塚歌劇団
宝塚歌劇は公式のYouTubeチャンネルを開設し、ライブ配信をスタートさせ、各種SNSにも参入して、
コロナ禍でも商魂たくましく 新たなファンを獲得してきました。
さすがに新人公演の配信にまで踏み切ったことには驚きましたが、生徒の成長を見守るのが宝塚の醍醐味。
入団して間もない下級生にまで多くの注目が集まるようになったのは、ファンの口コミによるところが大きい。
しかし善くも悪くも大きな影響力をもつのがSNSです。
一人ひとりが良識をもって活用し、これからも楽しく歌劇を盛り上げられたらいいですね。