タカラジェンヌにとって一世一代の晴れ舞台であるラストデーは、そのジェンヌを応援してきたファンにとっても特別な一日です。
しかしその一日のなかでももっとも幸福感に包まれるハズだったフェアウェルパーディーが、まさか炎上の発端になるなんて!
炎上元はフェアウェルパーティー
都内のホテルで開催されたあるジェンヌさんのFP(フェアウェルパーティー)。
会員と非会員が参加した本会場にジェンヌさんが登場して盛り上がったのも束の間、わずか数分でジェンヌさんは別会場に移動。
その後は別会場でOGたちとトークしている様子を、本会場の人たちは中継映像で見るというスタイルだったそうです。
と、ここまで聞いて、「それはヒドイ!」と感じる人と、「何が問題なの?」という人がいると思います。
つづきます。
別会場にも少人数ながらOG以外にいわゆるお客様と呼ばれるもいて、その人たちはフルコース。一方、本会場ではサンドイッチと紅茶のみの提供。
そして別会場ではジェンヌからバラの手渡しでお見送り、本会場はお見送りなし。
ちなみに参加費は本会場(会員&非会員)で4万円超え(別会場は不明)だったそうです。
とあえてここでは詳細のみを淡々と記しましたが、ネット上ではいろんな意見がぶつかり合って大炎上していますね。
さすがにコスパを求めてFPに参加した人はいないと思いますけど、
参加者がやりきれないのは、全員同じ会場でも収まる人数なのに会場を分け、ほとんどの時間をジェンヌさんが別会場で過ごしたという点でしょうか。
東西で会の運営者が違うとはいえ、西のFPではみんなが同じ会場だったそうですから尚更ですね。
なぜ?カレンダー抱き合わせチケット販売
カレンダー枚数=貢献度
そしてもひとつFCの在り方を巡る問題が露見した件がありました。
某チケットサイトに出品されたチケットに、
『◯◯さんのパーソナルカレンダーを15~30より多く引き受けていただける方にチケットをお譲りします』と記載されていたのですから、そりゃあアカンやろ!
なぜそんなにカレンダーを大量に買わせようとするのか疑問に思う人もいると思います。
要は、カレンダーの購入枚数がFCの貢献度にポイント加算されるので大量に注文して点数を稼いでおきたいんですよね。
【小声】FCによっては『◯十枚以上購入で宛名入り直筆サイン付き!』なんていう特典も。
で、稼いだ点数はそのままに、カレンダーのお金を少しでも回収するためにチケットと抱き合わせで売るというわけです。
ほんま、なんちゅうことを!!
こんな人が現れたとなると、昨今のFCチケット問題も含めて、劇団非公認FCの在り方に批判が集中するのも無理はありません。
両者WIN WINだけど見直しの時
しかしまぁ誰が私設FCというシステムを考え出したんでしょうね。
劇団はFCにチケットを捌かせて宣伝費を抑え、FCはサポート代やお茶会代などで利益を得る。
人気スターともなれば年間数億円にものぼる収益があり、劇団はそれを節約できるんですから よく出来ていますね。
そんなに揉めるなら劇団が公式にスター別のFCを立ち上げて管理すればいい!という意見は、ごもっともです。
ですがそれには東西で相当な数のスタッフを雇うことになり、いまさら劇団がそこまでの予算を割くとは思えませんし、
ジェンヌにとっても劇団に搾取されることなく管理できる私設FCはメリットだらけ!
ということで結局のところ両者WIN WINなので、これからも非公認で貫き通すでしょうね。
とはいえ劇団が本気で改革を実行するとなると、労働環境の改善はもちろん、音楽学校のルール、受験スクールとの癒着問題、そして私設FCの問題解決は避けては通れないのは確か。
生徒を巻き込んた要らぬ炎上を招かないためにも、すべてにおいて見直しが必要なときにきていると思います。