宙組大劇場公演「HiGH&LOW」
真風さん、潤花さん、芹香さん、桜木さん、
そして瑠風さんと鷹翔さんが初登場。
総勢6名のカッコいいポスターがでました。
宙組「HiGH&LOW」ポスター
「HiGH&LOW」は原作ファンが多いため、宝塚版でなにか発表されるたびに大きな話題になります。
このたび公開されたポスターも反響が大きく、
「かっこいい」「本当に女性?」など
最高のほめ言葉がズラリ。
ハイローの世界観をみごとに表現しつつ
真風さんたちの品のある姿に、
『優等生が演じる不良役』だと注目されているようです。
優等生かぁ。
いまだに世間の宝塚のイメージは正統派ヒーローや王子様なのでしょうか。
ここ数年、劇団は新規ファン獲得のためにいろんなジャンルに手を出しています。
そのため主人公も個性派ぞろい。
・普通の青年(ロマンス劇場)
・貧乏侍(壬生義士伝)
・泥棒(ルパン)
・少年(ポーの一族)
などなど、挙げればきりがありません。
ヒーローや王子様をみることの方が稀です。
「HiGH&LOW」でまた宝塚男役の新境地が開かれますね。
さて、真風さんの大劇場作品はこれで8作目。
・天は赤い川のほとり/シトラスの風
・白鷺の城/異人たちのルネサンス
・オーシャンズ11
・エルハポン/アクアヴィーテ
・アナスタシア
・シャーロックホームズ/デリシュー
・NEVER SAY GOODBYE
・HiGH&LOW/Capricciosa
いままで数々の挑戦をしてきた真風さんですが、このたびのLDHとのコラボ企画はケタ違いのスケール。
・宝塚初ガーデンシアター公演
・「HiGH&LOW」宝塚特別バージョン
相当なプレッシャーだと思います。
そもそもどうして真風さんだったのか。
現在の宝塚でこれ以上ないくらいヤンキーが似合う組ありますよね。
そう、めぐり会っている組です。
あの組の治安の悪さはロミジュリで実証済み。(褒めてます)
「HiGH&LOW」もハマると思うんです。
しかし選ばれたのはヤンキーとは真逆の落ち着いた宙組。
これはひとえに真風さんにコブラを演らせたかったからではないでしょうか。
原作ありきの作品なので、どうしても映画版のキャスト(本物の男性)と比べられてしまいます。
その点、リアル男性という点において真風さんの右に出る人はいません。
コブラのイメージを守るためにも、イメージを膨らますためにも、真風さんが選ばれたのだと思います。
真風さんにとって最後の大きな挑戦ですね。
最後だと記したのは、
もし真風さんが次の公演で退団されるなら、その作品は真風さんにあて書きされる作品だから挑戦というより集大成だからです。
真風さんがトップに立って5年目。
本音を言えばまだまだ真風さんの男役を見ていたいですし、専科行きの噂が本当であってほしいとも思います。
ただ、このポスターを見ても分かるとおり、
芹香さんと桜木さんの安定感に加え、
瑠風さんや鷹翔さんが4番手5番手としっかり位置づけられたことにより、もう何の心配もありません。
ネバセイの再演、大規模コンサート…
現状を深読みすればその時が迫ってきているのかなと。
だとするとなおさら真風さんの最後の挑戦である「HiGH&LOW」をしっかり見届けなくては!
そうそう、ポスター表もステキでしたが、私は裏面のお二人にときめきました。
真風さんカッコよすぎ~。
原作の男臭さも魅力的ですが、宝塚版はトップコンビのLOVEがたくさん散りばめられていると嬉しいな。
宙組「HiGH&LOW」はこれからも注目され続けるでしょう。
この作品をきっかけに初めて宝塚を観劇される方々に一言。
一幕「HiGH&LOW」が終わっても帰らないでくださいね。
二幕はタカラジェンヌの本領発揮!
総勢80名が約50分間、踊りまくり歌いまくる
とんでもないショー「Capricciosa」が待っていますから。
ハイローと合わせてショーも楽しんでいただけると嬉しいです。