月組の芝居を存分に堪能できる「桜嵐記」にハマっております。
このご時世でなければ、連日 当日券並びに大劇場に通っていたことでしょう😅
しかし、見ればみるほど残念に感じるポイントが一つありまして…
ここからネタバレが含まれますのでご注意ください。
↓
「桜嵐記」残念ポイント
珠城、鳳月、月城 の 兄弟ソングがなかったこと。
三兄弟と家来たち。三兄弟と帝や家臣たち。
このように大勢の中で三兄弟がそろうことはあるものの、三兄弟だけというシーンが一つもないのです。
えっ、そんなこと? と思われるでしょうが、
兄弟の死に別れで涙するラストがまっている以上、いちばん平和で幸せだった頃の三人そろいのシーンが前半に一つほしかったです。
惚れ惚れするような凛々しい三人が銀橋で並んで歌う姿、お芝居、見たかったなぁ。
頼れる長男、心優しき次男、やんちゃな三男が仲良くうたう歌をニヤニヤしながら聞きたかった~と思ったのは私だけではないハズ。
そんなシーンがなかったのは、歌を入れると拍手がおこってしまうからでしょうか。(意図的にだと思いますが、このお芝居は拍手をする間がほとんどありません。)
雰囲気が軽くなりすぎるからでしょうか。
登場人物が多く、説明不要の三兄弟の歌を入れる時間がなかった?
それならば銀橋での会話だけでもいいので3人だけの場面を。。(しつこい😅)
子役たちと父(輝月)の場面は何回かあり、父の教えが子供たちに浸透していることはよく伝わってきました。
しかし、大人になってからの兄弟の関係性が描かれておらず…
3人だけの歌なり会話シーンがあるだけで、より兄弟のきずなが客の心に刻まれますし、
鳳月と月城が出した答えの重みや、死に別れの悲劇がさらに… (しつこいぞ!)
そうは言っても、これだけ完成度の高い作品。
セリフ一つでガラリと雰囲気や伝えたいことが変わってしまうでしょう。
そして、「秘すれば花」
描かれていないところに思いを馳せる楽しみも味わえる。
これで良かったのです。(納得)
粋な笑いをほんの少しちりばめて、しっとりと深い芝居をみせる演出で存分に泣かせてもらい満足です😅
(うだうだと失礼しました。)
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