宝塚歌劇のスターが一同に介するレビュー本、「TAKARAZUKA REVUE2024」が発売されました。
ざっくり感想を記したいと思いますが、ネタバレありますので読み進めご留意ください。
レビュー本2024
表紙のセンターにはトップ歴5年を誇る礼真琴さん。
その回りを退団公演中の彩風咲奈さん&2作目公演中の芹香斗亜さんら93期組と、
トップに就任したばかりの永久輝せあさん&鳳月杏さんが囲むという新鮮な並び。
新しい時代に突入したことを感じさせる表紙になっています。
中身はというと、漫画家にイラストを依頼するという企画にお金をかけた昨年とは違い、ことしはかなりエコ。
だけどトップコンビが寄り添う王道のフォトはもちろん、手に花を持ってバシッとポーズを決める2番手フォト、娘役のドレスフォトなど、
これぞ宝塚!が詰まっているので満足です。
ただ、110周年という記念イヤーなのですから、集合写真でもいいので全生徒を掲載するコーナーがあってもよかったのになと。
かつて全生徒が載っていた年もありましたよね。
壮大な伏線?
面白かったのはQ&Aコーナーです。
Q「タイムスリップして出演できるとしたら、どの作品がいい?」
瑠風輝『ファントム』、縣千&大路りせ『新源氏物語』など、王道の名作を挙げる人もいれば、
暁千星『ダンディズム』、礼真琴『ゴールデンステップス』といったショー作品を挙げる人も。
『どんぶらこ』なんて答えていたスター(芹香斗亜&桜木みなと&水美舞斗)もいましたね。
もちろんウケ狙いではなくて、宝塚歌劇の初公演がどんな思いで作られたのかを体感してみたいのだとか。
意外なところでいうと、朝美絢&綺城ひか理『ノバ・ボサ・ノバ』でしょうか。
聖乃あすか&きよら羽龍『春の雪』も興味深い。
当然過去にさかのぼって出演することは出来ませんが、将来出演することは出来るのでは?
過去のインタビューやおとめなどで「演じてみたい」「出てみたい」と言った作品に出演が叶う、タカラジェンヌあるあるの可能性も?
とはいえさすがに『どんぶらこ』は無いと思いますけどね。笑
暁さんの『ダンディズム』なんてトップになった別箱で出来そうですし、縣さん主演・和物の雪組で『新源氏物語』なんて最高じゃないですか。
瑠風さんのトップお披露目に『ファントム』もありそう?
生田先生が「あのメンバーだったからこそ実現できた」とやたら再演のハードルを上げている『春の雪』も聖乃さんならノープロブレムです。
『ノバ・ボサ』はね~、初演から50年という記念の年(2021)に礼さん率いる星組でやると思っていたんですけどコロナでおじゃん。
雪組も『ODYSSEY』をやりきった体力おばけの組ですから、朝美さんがトップの間に再演が叶うといいな~。
ということで、総勢66名によるQ&A回答を元に勝手な妄想をお届けしましたが、
公演が発表されたときに「レビュー本2024の伏線回収!」なんてことになると嬉しいなと思います。