今日は聖乃あすかさん主演『リーフィー』を観劇してきたので感想を書こうとしていたところ、なにやら宝塚界隈が騒がしい。
理事長の取材会見が行われたそうですね。
ということで、またもや世間の批判を浴びることとなった理事長の発言について触れたいと思います。
非難轟々!弔事を示さなかった理由
組替え実施なしの弊害
7月最終日の本日、予告もなく突然公開された理事長の取材会見。
改革の進展状況や宙組の現状について細々と語ってはいたものの、
「改革には時間がかかる!」「組替えは実施せず現状のままいく!」と二言で終わってしまうような内容でした。
わざわざこれを今マスコミを通して発信した理由がわかりません。(近いうちに大きなスポンサー絡みの公演でも発表されるのでしょうか)
さて宙組は他組とくらべて人数が少なく、下級生の負担が大きかったことは明白。
なのにわざわざ組替えナシ宣言をしただけでなく、「現状のメンバーで前に進めていくのが大事」だなんて、その方向で大丈夫?
「風土改革と口で言うのは簡単だが実際は難しい」が本音だとしたら、いまこそ人を動かして風通しをよくする方がいいのでは。
さらに言うと宙組は(芹香、桜木、瑠風、鷹翔、風色、亜音ら)路線過多な状況も問題です。
層が厚いを通り越して飽和状態。
彼女たちをこのままずっとステイさせておくのでしょうか。
しかも「宝塚は座付き演出家なので組に合わせた作品ができる」って言われてもね~、スタッフに負担を敷いてどうするの。演出家不足も危機的状況ですよ。
哀悼の意について
そして宙組再開初日に哀悼の意を示さなかった理由に非難轟々。
「ご遺族がいらしゃらない場で弔意を示すことがどうなのかというのが一番大きかった」
なるほど、そういうお考えだったのですね。ストンと腹落ちしました。
そりゃあ献花台を設置してほしい、黙祷を捧げたいという我々の言葉が届かないはずだわ。
理事長として悩みに悩んだゆえの結論だとは思いますが、
ご遺族がその場におられなくても、亡くなられた生徒さん本人に向けて弔意を示す選択をしてほしかったというのが個人的な本音です。
スポンサーからは「おおむね応援するが、改革をしっかりやってほしい」とチクリ。
いまだに労働環境問題の立ち入り調査が終わっていないところをみると、本当に酷い労働状況だったんでしょうね。
これからの宙組
パワハラに関与していた人全員が謝罪の手紙を提出し、ハラスメント教育も続行。
新人公演は次回大劇場公演から再開、そして宙組にも110期生を配属させるとのこと。
「前を向いて進めていく」という理事長の発言どおり、宙組生は批判も激励もすべてを受けとめ前を向いて頑張っています。
劇団にはこれからもひきつづき生徒やスタッフが安心して仕事ができる環境づくりに従事してもらいたいと思います。