雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』貸切公演で舞台機構のトラブルがあり、舞台が中断されました。
インフェルノの場面で朝美さんが歌うシーン。
毎公演 色気を増していく朝美さんの歌声と振る舞いに客が魅了される中、突如、音響のレベルがガクンと落ち、オーケストラピットに赤ランプ点灯。
何かがおかしい!!と思った瞬間、
「はけて(下がって)、はけて(下がって)」とスタッフさんの声が聞こえ、やはりただ事ではないのだと。
そんな客席の動揺をよそに、舞台上のジェンヌさんたちは ライトが暗転するまで、何事もなく演技(歌ダンス)を続けておられました。
そこから中断すること約10分くらいでしょうか。
「再開します」アナウンスの後、音楽が始まり、
朝美さんの「お待たせっ!」に会場が割れんばかりの大拍手と歓声!
心配、不安、動揺。舞台中断の複雑な客の気持ちを、その一言でぶっ飛ばしてくれました😃
そこからの朝美さんの歌声は素晴らしく、歌い終わった後もショーストップしそうなくらいの盛り上がり。
朝美さんは舞台に起こっていること全てを冷静に察知し、最善の選択(表現)ができる真の舞台人なのだと感動しました。
終演後の望海さんご挨拶
(ニュアンスです。)
「(舞台トラブルについて)皆様を、しばし、現実の世界に引き戻してしまい申し訳ありませんでした。しかし、再開の際にはあたたかく見守って(迎えて)くださり有難うございました。」
劇団からのお詫び文
「公演中断のお詫び。
本日の11時公演におきまして、舞台機構トラブルにより公演を一時中断いたしました。お客様にはご迷惑おかけしましたことを深くお詫び申し上げます。」
との文が貼り出されておりました。
宝塚における舞台機構トラブルについて
宝塚のお客さんは、このような状況に陥っても怒ったりする人はいないんですよね。
それどころか、朝美さんのお待たせが聞けて喜んだり、アクシデントでより舞台の一体感が生まれるのを楽しんだり、前向きな解釈をされる方ばかりで、本当にあたたかい世界だなぁと思います。
ただ、つい最近も宝塚大劇場星組公演で舞台機構トラブルによる中断があったばかり。
ジェンヌさんのご多忙具合は目に見えやすいですが、舞台を支える裏方スタッフさんたちのお仕事も当然…
こういう事態が発生すると、やはり心配になります。
公演に関わる全ての方々が、心身ともに健康で安全な舞台を。
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