月組東京公演
「桜嵐記」「Dream Chser」千秋楽
珠城りょうラストデー
ライブ配信を視聴しました。
はかない命に涙する「桜嵐記」
ゆめと希望にあふれた「DC」
珠城さんの魅力満載「サヨナラショー」
すがすがしい「ごあいさつ」
退団作品にめぐまれ、組が団結して
珠城さんも輝きにみちていて
ほんとうに素晴らしい千秋楽でした。
珠城りょうラストデー・ライブ配信感想
珠城りょうラストデー「桜嵐記」感想
画面から芝居の熱量がはみでるくらいみんなの気迫がスゴかったです。
それぞれが役になりきったうえで珠城さんとお芝居する瞬間を大切にしているのが伝わってきましたし、
珠城さんはいつもどおりの大きな存在でみんなの芝居を的確にうけ、物語に命を吹きこまれていました。
珠城さんのことが大好きな暁さんが、
「(珠城さんへの思いがこみ上げて)千秋楽の舞台で『もどれよ』が言えるか心配」
とナウオンでおっしゃっていましたが、
無事に言えてよかった~。っていうレベルではなく、
この悲劇の物語を締めるにふさわしい
渾身の「もどれよ」でしたね。
ありちゃん頑張りました!
「タカラジェンヌ珠城りょうの胸で最後に死ねるのは私なの。」
と語った鳳月さん(正時)が死ぬシーンは嗚咽。
DCもサヨナラショーもそうですが、
意外にも冷静に受け止められたのは月城さんと珠城さんの別れのシーンです。
月城さんの覚悟を決めた表情と声色、
珠城さんが月城さんに託す思いのつよさが、大劇場公演とは明らかに変化していて、本人と役柄が完全にリンク。
トップのバトンを託し託される重みを感じました。
珠城さんと美園さんの、この時代特有の含みのある慕いかたも最後まで距離感が保たれていて切なさが増しました。
スローモーションの殺陣シーンは皆さん上手すぎでは?
まるで映画のワンシーンのよう。
今日は配信で見たので特にそう見えて、月組の芝居魂に感嘆。
珠城りょうラストデー「DC」「サヨナラショー」感想
元月組トップ瀬奈さんの教え。
「燕尾の裾まで意識して踊りなさい。」
これを珠城さんは見事に体現され、燕尾服で回転するときに裾がきれいに体についてくるのがたまらなくカッコイイ。
そして珠城さんからまた次の世代へと受け継がれる男役の美学、尊いですね。
男役ひとりひとりと珠城さんが絡むシーンは、
珠城さんが下級生の顔になったり上級生の表情になったりと、涙なくして見られず。
珠城りょうラストデー ご挨拶・カテコ 感想
珠城さんご挨拶(ニュアンス抜粋)
「最初はとてつもなく重く感じた羽も組のみんなの支えが1つ1つの羽になり、ファンの皆さんの思いが風をおこし、今わたしは軽やかに羽ばたいています。」
うつくしい言葉に感動しました。
カテコで同期への思いをかたりあふれる涙をぬぐいながら、「やだ、カッコ悪い」という珠城さんがいじらしくてたまりませんでした。
いままでどれだけの涙をのみこんできたのでしょう。
それを思うと胸が苦しくなります。
カテコ、珠城さんの粋な計らいで舞台に登場した紫門さんの
「たまきちを送りだせて良かった」という優しい言葉がきけ、上級生の愛に包まれながら珠城さんが幸せに退団できて良かったなと。
(紫門さんと輝月さんの今後のご活躍もたのしみにしております。)
「月城かなと率いる月組もよろしくお願いいたします。なにか話す?」と無茶ぶりされた月城さんは首を横にフリフリ。
しかしそれでは済まされないと空気をよんだ月城さんは、
投げハートをシュッ!!
粋でステキな切り返しにキュンとしました。
そのあと客席もふくめ全員で投げハートしましたが、
あれ?月組ジャンプは??
月組ジャンプを博多座で月城さんが復活させるのか、そっと見守りたいと思います。
月城かなとの本音「カリスマではないので」博多座『川霧の橋』スペシャルインタビュー
珠城りょうと美園さくらの関係
緞帳前カテコ(ニュアンスです)
珠城「皆さんと先生方のやさしさがあってここまで来れたの思います。もう皆さんに歌劇とかで多分ばれちゃってるから、本当に、皆さんのあたたかさに恥じない人生をこれからも歩んでいってくださいね」
美園「はい、珠城さん、こんな私を、こんな私をいつも導いてくださってほんとうにありがとうございました。大好きです!」
珠城「導いてきたのはたぶん月組のみんなで導いてきた感じなんですけれども、はい、ありがとうございます」
あいさつを終え、美園さんが舞台袖へハケていったのですが、出口をまちがえ袖に入れず舞台にもどってきてしまうという事件(ハプニング)発生!
それを見た珠城さんから「あぁ~ぁ。。」と声にならない声がもれていました。
珠城さんの正直なところ大好きですし、若いときから組を背負ってきた責任感のつよさを尊敬します。
トップコンビの雰囲気もそれぞれ違っていていいです。
ただ、夢を見させてなんぼの宝塚。
ここは大事ですよね。
素晴らしい退団公演の余韻からこのやりとりで一気に現実に引き戻され、何とももったいないと感じました。
関係性に注目があつまるお二人。
気がはやいですが、いつか仲良くそろって月組観劇されることがあればいいな。
そのときは盛り上がるでしょうね。