どうなるファンクラブ問題!宝塚チケット料金改定の影響

7月より株式会社化された宝塚歌劇団。

それに伴って何らかの発表があるかもと覚悟はしていましたが、まずはチケット料金改正のお知らせでしたね。

座席細分化によるファンクラブへの影響

座席区分にいろんな意見

料金改定という名の実質値上げではありますが、1公演あたり約250万円も売上がアップするそうですし、宝塚ファンの多くは「仕方がない」「A席やB席の料金が据え置きなのはありがたい」と受け入れている模様。

がしかしムラ(宝塚大劇場)における『座席の区分の変更』に関してはいろんな意見が飛び交っています。

・最前列(たけのこ席)と22列のサイドが同じ ”S+” というのはいかがなものか?

・S席の範囲が広すぎて友の会エントリーがしずらい、せめて1階と2階で選べるようにしてほしい。

・全席種を値上げしてもいいから席種をもっと細分化してほしかった。などなど…

個人的には、立ち見のエリアに新たに座席を設けて ”S席” とするは少し乱暴だとは思いましたが、おおむね納得できるものでした。

ただし利益優先ばかりではなく、次世代ファンを増やすためにも引き続き学生割引は続けてほしいですね。

で、ここからは宝塚私設ファンクラブについてのお話です。

ファンクラブについて

じつは長いあいだ宝塚が座席の区分を細分化できない理由のひとつが私設ファンクラブの存在だったんですよね。
というのも、区分が増えれば増えるほど金銭のやりとりがややこしくなりますから。

ファンクラブに入っている入っていないに関わらず、生徒さんの会(ファンクラブ)でチケットを申し込む人も多いでしょう。

ファンクラブでチケットを申し込む場合、総見をのぞいた公演はS席の料金(+サポート代)を振り込むことが一般的。

ところが劇団から降りてくるチケットのうち、どの会にどの席種が何枚割り当てられるかは公演当日(すくなくとも数日前)にならないとわからない。

すると席種に変更があった場合、サポート代を引いた差額が(当日または後日まとめて)返金されるというシステムゆえ、席種が増えるとなるとスタッフさんの労力たるや。

しかも追加チケットの場合は会員側も大変で、事前に席種の連絡があればいいですけど、当日にならないと席種がどこか分からないことも多く、これまでより1種多いSS~B席までの5種類の封筒(現金)を用意しなくてはならないんですよね。

この改正を受け、本日の花組観劇&お茶会でヅカ友さんの間で話題になったのが、ファンクラブでチケットを申し込む場合、これまでだと総見以外はS席で申し込んでいたのが、これからはS+で統一されるの?それともSのまま?という疑問。

下級生の会だとS+の確保は難しいでしょうから、申し込みの時点で上級生会はS+、下級生会はSに分けるとか?

新システムは来年1月からスタートするということで、しばらくは会員側もスタッフ側も混乱しそう。

とはいえ劇団を運営する上で、チケットの値上げも席種の改正もいずれは向き合わないといけない問題であることは確か。

これが生徒さんやスタッフの労働環境改善や舞台クオリティの向上につながると信じて前向きに受け止め応援したいと思います。

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