永久輝せあさんの大劇場お披露目公演『エンジェリックフライ/ジュビリー』に、
三井住友VISAカードの協賛が決定しましたね。
永久輝せあVISAガールの歩み
お披露目公演にスポンサー協賛
雪組『ベルサイユのばら』にVASAの冠がついたときから、永久輝さんのお披露目にもつくのではないかと思っていましたが、やはり。
昨年の宙組事件以降は公演に冠がつくどころか、VISA誌の『宝塚コーナー』すら掲載が中止され、
かろうじて三井住友カードHP『宝塚コーナー~永久輝せあのメッセージ~』のみ継続という状態でした。
3月末にご遺族との合意書が締結し、一応の解決を顧みてVISA側がOKサインを出したのでしょう。
なんとか『べるばら』&永久輝さんのお披露目に間に合いましたね。
ただ、歴代VISAガールのお披露目が『エリザベート』(春野&明日海)や『ロミオとジュリエット』(音月)など、海外大作だったことを思うと、
もう少しはやく解決していれば、永久輝さんのお披露目もVISA付きの海外ミュージカルが見られたのかな~なんて。(そうなると『ドン・ジュアン』は2作目後の別箱だったかも)
波乱万丈な道のり
天下のVISAガールでありながら、トップまでの道のりは意外と波乱万丈だった永久輝さん。
雪組時代は新公4回という御曹司ながら、バウ初主演は研9と遅く、
『VISAガール』という大看板を掲げてやってきた花組でもひたすら待たされる日々。
【VISAガールトップ就任学年】
春野寿美礼(77期)研12
音月桂(84期)研12
明日海りお(89期)研12
歴代VISAガールたちがそろって研12でトップに就任しているなか、
研12のときはまだ3番手(『冬霞の巴里』で東上初主演を果たしたばかり)だったというから驚きです。
コロナの影響による公演のズレや、水美舞斗さんの2番手→専科行きがいつ決まったのかは分かりませんが、
花組にきてから2番手になるまでに5作を要し、その後はたったの2作(『鴛鴦歌合戦』『アルカンシェル』)でトップって…
鳳月杏さん5作、朝美絢さん6作、月雪の次期トップたちがしっかり2番手を経験してきただけに、
永久輝さんはある時からバタバタと急ピッチで上げられた印象です。
トップの意気込み
永久輝さんが花組異動&VISAガールになってから5年。
足踏みした時期もありましたが、
結果的に110周年の記念イヤーにトップに立ち、プレお披露目に『ドン・ジュアン』という話題作が充てられ、
大劇場お披露目にはスポンサーの冠が付くという、華々しいトップデビューとなりました。
トップ就任にあたり気合充分な永久輝さん。
「伝統ある”花組の男役”に恥じないような姿でいなければと身が引き締まります。昔のスターに憧れがあり、男役の見せ方を追求しつつ、現代にも受け入れられる新しさも追求したい」と理想を掲げ、
「組のみんなと同じ所に立ち、ありのままでいることを大切にしたい。星空美咲さんとは共に成長する存在であったらいいな」と。(永久輝せあ今月のメッセージより)
永久輝さんの魅力は悲劇も喜劇もできる芝居力、唯一無二の雰囲気をたたえたダンス、そして佇むだけで空気を変えてしまうほどの存在感。
相手役の星空さんも実力者ですし、クオリティの高い舞台を見せてくれるのは間違いないでしょう。
永久輝さんの素直であっけらかんとした明るいトークが大好きなので、組子と絡むスカステのトーク番組も楽しみです。
いよいよあと5日で初日を迎えるプレお披露目公演『ドン・ジュアン』。
みんな元気に新生花組が良いスタートを切れますように。