花組の千秋楽から一夜明けても、皆さん数々の感動エピソードを反芻して盛り上がっていますね。
凪七瑠海さんの品格あるサヨナラショー、明日海りおさんと瀬央ゆりあさんによるお花渡し。
綺城ひか理さんのステキなご挨拶、泉まいらさんのアクシデント…
そしてこの日は凪七さんを無事に送り出すことに徹し、気丈に振る舞っていた永久輝さんですが、
自身のトップお披露目ということで、そこに至るまでの過程でいろんな不安や葛藤があったようです。
永久輝せあの本音
少しセンシティブに
VISA今月のメッセージによると、お稽古中はこれまでとはまったく違う感覚があり、作品を背負い、組を率いて立つことへの責任を実感しながら過ごしていたそうで、
歴代のトップさんが口を揃えていう、いわゆる『2番手とトップでは責任の重さの次元が違う』を実感されたのでしょう。
しかも近年は発売初日にチケットが完売することが当たり前になっているなかで、いつまで経っても売れ残っているという現実。
ポスター公開時の「いったいどんな作品なの?」と疑問に思う声も届いていたでしょうから、
「お客様が作品をどう受け止めてくださるのかなと考えたりして、少しセンシティブになることもありました」と、永久輝さんの本音が切ない。
正直、ファンが見たいものと演出家の見せたいものが違うということを思い知った題材ではありますが、永久輝さんの天使、すごく良い!
「イェーイ、イェイェイェイェーー」と歌い出した瞬間、あまりの上手さに鳥肌が立ちました。
我々が切望する『目線ひとつで人を◯せる永久輝せあ』は任期後半で見られることを期待して、
お披露目では 守りに入ることなく自ら舞台をかき回すやんちゃな役で良かったなと。大勢の組子たちと関われるのも良いですしね。
可愛すぎて笑った
思わず笑ってしまったのが、永久輝さんが『好きなスポーツ』を語ったコーナーです。
そこで永久輝さんの意外な『推し活履歴』を知ることになったわけですが、小学生のころから自作の旗を振って応援するくらい好きだというサッカー。
その昔、オリバー・カーンのファンでCDを買ったそうですが、
えっ??サッカー選手のCDって何??
まさか歌ではないでしょうし、インタビューCDかしら?調べてみてもよく分からず。(誰か次回のお茶会で質問してみてください。笑)
そして中村俊輔選手の大ファンでもあった永久輝さん。
試合を観に行くのはもちろん携帯の待ち受けも俊輔選手で、お菓子に入っているカードも集めていたというから、正しく『推し活』されていたのですね。笑
こういうことをぶっちゃける永久輝さんの素直さが大好きです。
何かにハマると一直線!な少女が◯◯年後に宝塚のトップスターになっているんですから、男役にハマってくださってありがとうございます。
ファンとして、トップお披露目公演を見届けられて感無量です。
永久輝さん自身はパレードで大羽根を背負ったときに、「これから毎公演、いちばん最後にこの羽根を背負うんだ」と覚悟が決まったそう。
一生に一度しかないトップお披露目公演、次は東京ですね。
花組生や凪七瑠海さんと共に、しあわせを実感しながら過ごしてほしいなと思います。