7月7日の七夕に宝塚をご卒業された月城かなとさん。
あれから4ヶ月が経ち、待ちに待った退団後初コンサートが開幕しました。
会場に入る前から感心したのは、客席の入口に『開演前、終演後の写真撮影OK!』という張り紙があったこと。
宝塚と外部の公演では『場内撮影』の認識の違いでよくトラブルが起きますから、はっきりと提示してくれたのはありがたい。
みなさん楽しそうに写真を撮っていて、始まる前から場内は多幸感に包まれていました。
以下、曲目ネタバレありですので読み進めご留意ください。
月城かなと 1st Concert 『de ja Vu』初日
盛りだくさんな95分
コンサートはアニメ、歌謡曲、洋楽、宝塚時代の曲、ミュージカル曲と盛りだくさんな内容で、あっという間の95分でした。
月城さんは路線男役にしては珍しく女装の機会が少なかったので、ついにドレス(スカート)解禁か!と期待しましたが、全編をとおしてパンツスタイルという徹底ぶり。
それでも宝塚的な体型補正はしていないので女性らしさが際立っていて、とても美しいお姉さんという印象。
コンサートは月城さんが愛して止まない美少女戦士セーラームーンより『ムーンライト伝説』でスタート。
ジャズバージョンという小洒落たアレンジが月城さんの月組時代を思い出して胸がいっぱいになりました。
あっ、『Sing Sing Sing』ありますので手拍子のご準備を。笑
「Eternal Voice」や「アウトロー・ブルース(ギャツビー)」『隅田川音頭(川霧の橋)』など宝塚時代の曲も幅広く。
1階席のヅカ友によると、鳳月杏さん、梨花ますみさん、英かおとさん、夢奈瑠音さん、雅耀さんら多くの月組生が大劇場公演終わりに駆けつけていたそうです。
月城さん嬉しかったでしょうね。そして自身のトップお披露目公演中でありながら後輩(先代)の応援に駆けつける鳳月さんのお人柄もまた素晴らしい。
【余談】タカラジェンヌの集団がふつうに物販に並んでいたら…そりゃあ周囲は騒然となりますね。
スペシャルゲストの横田さんのギターとのセッション、「最後のダンス(エリザベート)」「接吻」にはシビレました。
横田さんが「月城さんの歌は情景が浮かぶ」とおっしゃっていましたが、まさに。
ポップスは僕が一番欲しかったもの(槇原敬之)」や、「BAD(マイケル・ジャクソン)」、『見上げてごらん夜の星を(坂本九)』『HELLO TO THE WORLD(入家レオ)』『水色(UA)』など。
歌詞を届ける技術が桁外れの月城さんゆえ、どのジャンルの曲を歌っても言葉が心に届くんですよね。
シャンソンの名曲『パダン・パダン』は月城さんの芝居心本領発揮!
さすがは月城さんをよく知る港ゆりか先生の演出ですね。お芝居を見ているかのような世界観に魅了されました。
グレイテスト・ショーマンの『This Is Me 』では圧巻の高音に拍手喝采で、退団後さらに進化した歌声に驚くやら感動するやら。
『What for me』『ビッグスペンダー』『オン・ブロードウエイ』も良かったです。
客席降りあり
カクテル型のペンライト(2000円)がオシャレ。月城さんとエア乾杯できて嬉しかったな~。
客席降りもありますよ。
1階席を練り歩きながら通路側に座っている人たちとハイタッチ。月組生が笑顔でアピールしていたそうです。
【小声】月組担にしてはめずらしく?振り付けのシーンはまだ未完でした。明日以降説明入るかな。
大きな羽根を降ろして外界に解き放たれた月城さん。
ビシッと決めるときのカッコよさはそのままに、クルクル変わる表情も、マイペースで面白いトークも健在。
人としての魅力が溢れていて、ますます好きになりました。
これからのご活躍楽しみにしています。