月城かなと意外な海乃美月への思い!月組大劇場千秋楽に思う

月組大劇場公演『Eternal Voice/グラタカ』千秋楽を配信で観ました。

月組ジャンブが無かったことは残念でしたが、とても清々しくステキな千秋楽で胸がいっぱいです。

月城かなと&海乃美月・大劇場千秋楽

まず画面に映し出された真っ白な客席にビックリ!

そりゃあそうですよね、7名もの退団者がいるのですから。(本日のプレミアムチケットを手にした人たちはどれほどの貢献をされたのかしら)

サヨナラショーの『Rain』で振られる月型のペンライトがとっても綺麗でした。

月城かなとが望んだサヨナラショー

前楽で大きな話題になっていたサヨナラショーの最後の演出↓

やはりこの演出には月城さんの意思が反映されていたのですね。

終演後の会見で「海乃のサヨナラショーでもあるので、最後は二人で終えたかった」と語っていて、やはりそうかと。

だけど組子の活躍をのぞむ月城さんが全員でワチャワチャではなく、2人でラストを迎える選択をしたことは意外でした。

というのもこれまで公の場での月城さんは海乃さんに対してビジネス対応という印象。

仲が悪いとかではなく、トップコンビあるあるの『男役上級生と娘役下級生』という関係性が表に出ていたように思います。

あえてプロフェッショナルに徹するためにそうしていたのかは分かりませんが、ただふたりの間にはこれ以上縮まることのない距離みたいなものを感じることもありました。

最近のスカステでも同期の柚香光さんには「卒業しても近所に住みたい!住む!」と大好きアピールしているのに、

海乃さんには「これからは別々に歩んでいきましょう!」とサラリ。

いまだから言えますが、月城さんのことだから何か深い意味があるのだろうと思いつつも、正直、何とも言えない気持ちになったんですよね。

だけどそんな一瞬のモヤモヤを、千秋楽で月城さん自身が吹き飛ばしてくれました。

緞帳前で「わたしと海乃のコンビを見守ってくださりありがとうございました」とご挨拶して、海乃さんの瞳がうるんでいましたね。

相手役に最大の敬意を払い、最後にちゃんとコンビファンを安心させてくれて、本当に聡明で優しい方ですね。

礼真琴・特大の同期愛

麗泉里さん(98期)のお花渡しに暁千星さんが登場したときから予想がついていたので、月城さんへのお花渡しが礼真琴さんだったことには驚きませんでした。

がしかし礼さんの真っ黄色のシャツに目が釘付けに!(ど蛍光イエローのシャツ、どこで売ってるの?)

大きすぎる同期愛に、見ているこちらは泣き笑いですよ。

礼さん登場の客席のどよめきを他所に、月城さんは鳳月さんと何やら意味深なやりとりをしていましたけど。笑

月城かなと・まだ早い

月城さんは袴で大階段を降りてくるような気がしていましたが、黒燕尾でした。

だけどその理由が責任感の強い月城さんらしい。

「東京公演があるので、トップとして、男役として、芸名じゃない自分に戻るのはまだ早いかなと」

【余談】このことばを聞いて、もしかしたら卒業後は本名に戻って芸能活動はしないのかな、なんて勝手に深読みして寂しくなったり。

思い返せば月城さんは月組に異動してきて これから!という時にケガに泣き、当時は相当辛かったでしょう。

ファンとしても舞台の神様を恨んだ時期もありました。

だけど大劇場最後の日に「舞台の神様に守られている気がしています」と言った月城さんが本当に幸せそうで泣けてきました。

海乃さんも綺麗でしたね。簡潔ながら全方向に配慮が行き届いたご挨拶さすがでした。

さて明日から集合日までゆっくり休んでいただいて、東京もみんな元気に全公演完走できますように。

そして凛城きらさんの復帰を心から願っています。

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