雪組トップ娘役の夢白あやさんが次回作『ボー・ブランメル~美しすぎた男~/Prayer~祈り~』で退団することを発表。
夢白あや退団発表
夢白あやの代表作は?
ミュージックサロン『AYA祭り』の発表があった時点で覚悟はしていましたが、『EYEVAN』のイメージキャラクターに就任したばかりですし、もしかしてあと2作くらいは…なんて微かな望みを持っていたんですけどね。
本人が決めたことなら受け入れるしかありません。
2017年入団103期の夢白さん、入団1年目にして新公ヒロイン(『神々の土地』)に大抜擢。
初詣モデルに選ばれたのち、『異人たちのルネサンス』『オーシャンズ11』でも新公ヒロインを重ねる順調ぶり。
さらに『リッツホテルくらいに~』でバウ初ヒロインを果たし出世街道まっしぐら!
その勢いはすさまじく、誰もが彼女の早期トップを信じて疑いませんでした。が…
突然の雪組への組替え。
【小声】あまりの抜擢ぶりに風当たりが強くなったとも、入団前のある噂が尾を引いたからだとも言われていますが真偽のほどは…
雪組で さらにバウヒロイン(『『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』』)を重ねることになり、ようやく東上ヒロイン(『心中、恋の大和路』)が回ってきたのはトップ就任直前のこと。
満を持して研6でトップになったわけですが、ヒロインだけでなく様々な役を経験したことによって役の幅も広がり、歌や芝居の技術も上がり、就任当時から自信に溢れていたように思います。
宝塚っぽくない彼女の魅力が最大限に生かされたプレお披露目の『ボニー&クライド』のボニーは彼女の当たり役だったのではないでしょうか。本当に素晴らしかった。
彩風咲奈と3作&朝美絢と2作
そして夢白さんの何がすごいって、あれだけ華やかで目立つお顔をしているのに相手役を選ばず誰とでも似合わせられること。
しかもどんな古風な作品も現代風に洗練された雰囲気に変えてしまえるところも大きな魅力で、ビジュアルの美しさが炸裂した『ベルサイユのばら』のマリー・アントワネットも新しい風を吹かせていて良かったです。
そして宝塚史に残る”美ビジュアルコンビ”、朝美絢さんとは『愛の不時着』のユンセリや『ロビン』のマリアンなど、等身大のヒロインをイキイキ演じているのが印象的。
もっとこのコンビを見ていたかったけれど、彩風咲奈さんと3作、朝美絢さんと2作、計5作でフィニッシュとなりました。
【余談】彩風さんの退団時に言った「やるべきことがあります」のやるべきことが何だったのか気になるところ。個人的には『エリザベート』期待していたんですけどね。
裏表なくサバサバしていて皆に好かれる夢白さん。
カメラの前でもいつも豪快に笑い素直に思いを語る彼女が明日の会見で何を話すのかに注目したいと思います。