4月12日は彩風咲奈さんがトップスターに就任した記念の日。
トップとしても男役としても充実期にさしかかり、ますます輝きを増す彩風さんについて記したいと思います。
トップ3年目突入!彩風咲奈に思うこと
トップになるべく育てられた人
・93期の首席(中卒・1発合格)
・初詣ポスターモデル
・5回にもおよぶ新人公演主演
彩風さんの経歴は華々しく、下級生のころから『トップスターになるべく育てられた人』という印象です。
そして劇団やファンの期待どおり、2021年4月12日、音月桂さん以来の『雪組生え抜きトップスター』という大看板を背負ってトップに就任。
彩風咲奈のトップ人生
朝月希和さんとともに『ヴェネチアの紋章』でトップ人生をスタートさせたものの、時世はコロナ禍真っ只中。
とくに『ODYSSEY』は全ての公演が中止になっただけでなく、週刊誌掲載という2重、3重の苦しみに見舞われ、本当に辛かっただろうと思います。
しかしそんな中でも先頭に立って組子たちを導きつづけた彩風さん。
リベンジが叶った『ODYSSEY』千秋楽で、参加できなかった仲間を思い、涙ながらに語られた言葉が忘れられません。
「どの公演も一つもなくなってほしくない、どの一日もも失いたくない。あの日一緒に航海するはずだった和希、綾、諏訪、琥珀、紀城、愛陽 は離れていても一緒にいます。これからも花は咲く、夢は叶う、希望の朝は来る。そう信じて宝塚という大海原でまだまだ旅を続けたいと思います」
夢白あやを迎えて
2年のあいだに大きな人事もありましたね。
宙組から和希そらさんが異動。
相手役、朝月希和さんの退団。
そして新たに夢白あやさんを相手役にむかえ第2章がスタートし、大劇場5作目までが決定したワケですが…
(以下、彩風さんの去就についてデリケートな内容含みますので読み進めご留意ください)
彩風咲奈の任期について
5作目か6作か、それとも…
彩風さんの大劇場5作目
『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY』
これがなんとも微妙なんですよね。
といいますのも、ショーの一部に『雪組100周年を祝福する場面を織り込む』と記載されていますが、記念公演なのかどうなのかがハッキリしない。
5作目ともなるとトップスターの去就に注目があつまるのは当然のこと。
前任の望海風斗さんは6作(うち1作は轟悠出演)。
前々任の早霧せいなさんは5作。
なので新しい相手役を迎えたとはいえ、彩風さんの任期が5作でも6作でも不思議ではありません。
5作目『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』
なので、中途半端な記念公演&(タイトルに)サヨナラ感のない5作目の発表に安心した人も多いのではないでしょうか。
しかもその前の別箱がコンサートではなく『愛するには短すぎる』という再演物という点も安心材料ですしね。
じゃあ、6作なのかと言われたら…
(ここから個人的主観バリバリに書いていますので、本気になさらず読み流してください)
6作目はベルばら?
もしかしたら6作目は『ベルサイユのばら』?
唐突に思えるかもしれませんが、彩風さんにとって『ベルばら』は宝塚を初めて観た記念すべき公演であり、宝塚受験を目指すきっかけにもなった作品です。
しかも彩風さんは2013年『ベルサイユのばら〜フェルゼン編〜』の本公演ではアランを、新公ではフェルゼンを、
2014年『オスカル編』ではベルナールを演じています。
ゆえに、『ベルばら宝塚上演50周年』『宝塚歌劇110周年』『彩風咲奈の思い出作品』と、感動ストーリーとしては出来すぎなような。
さすがに『ベルばら』で退団はしないでしょう。
来年は2大イベントが控えていることと、次期トップ候補・研15の朝美さんの存在があるだけに彩風さんの任期が6作なのか7作以上なのか読めませんが、
確かなのは、今もっとも人事が安定しているのが雪組だということ。
彩風さん、朝美さん、和希さん、縣さんと序列もきれいですし、華世さんという新たな御曹司も順調に育って頼もしいかぎり。
トップ3年目に突入し ますます輝きを増す彩風さんと、彩風さん率いる雪組の舞台をこれからも楽しみにしています。